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幻想の島 沖縄

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  • サイズ B6判/ページ数 332p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784532167073
  • NDC分類 312.199
  • Cコード C0036

内容説明

特別の配慮が日常化した沖縄には、愚直にがんばることがバカらしくなるような状況がたくさん生まれている―この島を覆う危機の本質。

目次

第1章 特別な配慮
第2章 官高民低
第3章 暮らしにくさの理由
第4章 アメとムチ
第5章 殺す側の視点
第6章 広がる副作用
第7章 沖縄VS日本という構図
第8章 自立へ

著者等紹介

大久保潤[オオクボジュン]
1963年生まれ。88年、国際基督教大学教養学部卒業。同年、日本経済新聞社入社。社会部で警視庁、成田空港、検察・裁判所、法務省、証券部で企業財務などを担当。2005年3月から08年2月まで那覇支局長。現在は社会部デスク(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

備忘録

3
沖縄に対してメディアが発信するイメージしか抱いていないであろう、本土の人間へ向けて書かれた本です。ただし著者が本土から出張で数年間沖縄に住んでいた人間、という経歴は留意すべきでしょう。心情的に本土寄りであろう記述が多いので。・沖縄への罪悪感と善意から配られる莫大な補助金が、県民の自力発展の意思を阻害しているという指摘。・鉄道、電気、鉄鋼などの労働組合が強い業種がほぼ存在しないため、賃上げ交渉が中々起きず、最低賃金が異様に低いまま。米軍占領期間中はこれらの業種を伸ばせなかった弊害ですね。どれも衝撃的でした。2014/12/10

shimbo

0
この本によると、返還来沖縄振興特別措置法による特別予算が年約3000億円(県民1人20万円水準)、予算消化のため大半が箱もの等公共工事関連費充てられてきたらしいです。これ以外に基地関連の借地料年間900億円基地従業員給料年間600億円等々。県民の生活向上にはつながらなず、ゼネコン・議員・地主等に流れる構図。~▲ 基地、格差、本土と沖縄、等々。勉強になりました。なお、今年3月末期限だった沖縄振興特別措置法は10年延長になりましたが、普天間も進展してないからうやむやでしょうがないかっ、て感じなんですかね。2012/04/15

Y_Kuroyanagi

0
20101107ー201011102010/11/10

かばん

0
あのうちなーんちゅの無気力具合はこういった背景があったのか、と。2010/04/14

shimano

0
沖縄の基地問題と振興策に関する内容が大部分を占めます。 本土の方には、普天間基地移設が問題となっている昨今、沖縄側の事情・背景の一部を理解することができると思います。 他方、沖縄の方には、本土マスコミの一記者の見方として、多少毒舌なところも見受けられますが、参考になるのではないでしょうか? 再読予定です。2010/01/11

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