忙しい日でも、おなかは空く。

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 219p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784532166687
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

内容説明

うちに小さなごちそうがある。それだけで、今日も頑張れる気がした。せわしない毎日がほんの少しおいしくなる、49皿のエッセイ。―「日経WOMAN」好評連載を単行本化。

目次

1 忙しい日でも、おなかは空く(塩トマト―わずかな手間だけれど;冷やしなす―先手を打つ ほか)
2 今日はうちにいたい(氷―季節の音を聴く;ガラスのコップ―気軽なうつわとして ほか)
3 自分の味をつくる(鶏のから揚げ―調味料はひとつだけ;たくあん―切りかたを変える ほか)
4 なにかを変えたい(唐辛子シュガー―辛くて甘い衝撃の味;ちぎりかまぼこ―ちぎらずにはいられない! ほか)

著者等紹介

平松洋子[ヒラマツヨウコ]
エッセイスト、フードジャーナリスト。東京女子大学文理学部卒業。アジアを中心とした国内外の料理や食、生活文化を中心に取材、執筆を行う。『買えない味』が第16回Bunkamuraドゥマゴ文学賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

masa@レビューお休み中

98
まず、エッセイ。次に簡単なレシピ。最後に料理の写真。この順番が最初から最後まで繰り返されていく。実に、単純な構成だが、これが平松洋子の罠なのである。読むほどに、ジタバタ身悶えしてしまうのだ。この本、お腹がすいているときには、絶対読んではいけませんね。もれなく、処理できない口のなかのよだれと、お腹から悲鳴のような腹減り音がついてきちゃいます。平松さんの文章ってすごいですね。ただ、文章を読んでいるだけなのに、料理の映像が頭に浮かんでくるのです。しかも、料理の香りや味までイメージできてしまうのだからすごいなぁ。2013/04/23

おくちゃん🌸柳緑花紅

81
平松洋子さんがとても好きです!!お料理もその文章も気取りがなくいつも自然体。少しの手間で極上の時間を持つことが出来る。慌てない、お豆腐にオリーブオイルと塩は、作っていたけれど、水切りしていなかった!!今日はしっかり水切りをして頂こう!あさり入り蒸し豆腐も、あっ、お腹がグーって鳴った。単行本を買って良かった。お料理のカラー写真は益々食欲をそそる!2015/06/18

Rosemary*

50
平松さんの紡ぐ文章は気負いなくとても心地よくすっと入ってくる。そして食べものをなんて美味しそうに描くのだろう。ほんのひと手間で格段の違いがでるんですね。アサリ豆腐と胡麻ごはん気になります。2015/04/30

あつひめ

34
高級な物を使うことがおいしい物を作ることではなく、自分で育てたものや地元の食材、普通に贅沢しないで手に入る食材をひと手間加えることでおいしく変える。そのひと手間…っていう作業が幸せの調味料みたい。いろんなものがあふれる中で自分の生活に何が必要かを見極めてシンプルライフを目指す・・・すごくかっこいい気がする。自分の身の回りを眺めるといつの間にか贅肉のように家に物があふれ始めている。ちょこっとひと手間加えることを心掛けて家の中もそして生活もシンプルに、そしておいしいものを作りたくなった。塩トマト挑戦したい。2011/08/06

kaoriction@感想は気まぐれに

32
うれしい時でも、かなしい時でも、死にそうにツラい時でも、ひまな日でも忙しい日でも、おなかは空く。それが生きているということ。生きていることを実感するということ。「たった十分、わずかな時間」でも、ひと手間かけたトマトを食べる贅沢。生きているということは、ただそれだけで贅沢なんだ。特別なことなど何もない。ほんのわずかな手間と時間。それが一番のごちそうであり贅沢。「熱いってことは、もうそれだけでごちそうだ」。どんな日々であろうと、生きていればおなかは空く。でも、ほんのひと手間でそれは満たされるんだ、ということ。2013/10/22

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/468068
  • ご注意事項