出版社内容情報
勝者の陰に敗者あり。彼らはなぜ負けたのか、そして、何を教訓として得たのか。一瞬の闇、プレッシャー、自滅--第一線記者が敗因を多角的に分析。そこから生まれるドラマにはまさに「人生」が凝縮されている。
目 次
プロローグ 「敗れること」の重さ
1 必然の敗北
「松坂」にのみ込まれた夏 明徳義塾、横浜高校に大逆転負け
最も美しい甲子園の敗者 三沢高校・太田幸司の決勝戦
勝つだけの準備 6年ぶりのシード権も逃した横山明仁
日本一になれない世界一 斉藤仁が山下泰裕から学んだ心
経験不足が生んだ悔恨 フランスW杯、サッカー日本代表3連敗
「江夏の21球」に位負け 日本シリーズ無冠の西本幸雄
2 五輪の見えざる壁
暑くなかったロス マラソン・瀬古利彦
「自分」を失った天才少女 競泳・長崎宏子
ジャンパーの宿命 フィギュアースケート・伊藤みどり
心に魔物の巣くう時 スピードスケート・黒岩彰
五輪に「振られた」男 アルペンスキー・木村公宣
リレハンメルの墜落 ジャンプ・原田雅彦
揃わなかった三本の矢 バスケットボール・女子日本代表
3 敗れざる者たち
ファイターの業 辰吉丈一郎の「あしたはどっちだ・・・・」
最高の財産「初回KO負け」 敗戦を勝利の「虎の巻」にした柴田国明
“痛快な”敗北 青木功、全米オープンゴルフ2位
「名人横綱」の引き際 栃若時代の終焉決めた千秋楽全勝対決
「相撲の神様」の重圧 千代の富士、史上2位の記録で連勝ストップ
横綱と「ガイジン」 小錦、土俵人生ピークの転機
日本球界の“不戦敗” バーズの幻のシーズン本塁打記録
4 強者の崩壊
王国が沈んだ日 サッカーW杯決勝、ブラジルの不可解な自滅
「松尾幻想」の呪縛 新日鉄釜石ラグビー部8連覇ならず
封印された偉業の記憶 日本体育大学水球部376連勝でストップ
「名門」の十字架 日立バレーボール部の凋落
勝ち慣れのスキ 剣道日本一6回、宮崎正裕が弟に敗れた時
天皇賞の大番狂わせ シンボリドルフ唯一の屈辱
名将にとりついた悪霊 首位から最下位へ転落した野村・阪神
「魅せる野球」への固執 3年連続の苦杯を嘗めた長嶋・巨人
エピローグ 賢き敗者への畏敬
内容説明
勝利を約束されたはずの者がなぜ敗れ、何を失ったか。そして、何を手にしたのか―第二の敗戦といわれる時代に生きる人たちへ勇気を与える28の「メイク・ドラマ」。
目次
1 必然の敗北(「松坂」にのみ込まれた夏―明徳義塾、横浜高校に大逆転負け;最も美しい甲子園の敗者―三沢高校・太田幸司の決勝戦;勝つだけの準備―6年ぶりのシード権も逃した横山明仁 ほか)
2 五輪の見えざる壁(暑くなかったロス―マラソン・瀬古利彦;「自分」を失った天才少女―競泳・長崎宏子;ジャンパーの宿命―フィギュアスケート・伊藤みどり ほか)
3 敗れざる者たち(ファイターの業―辰吉丈一郎の「あしたは、どっちだ…」;最高の財産「初回KO負け」―敗戦を勝利の「虎の巻」にした柴田国明;“痛快な”敗北―青木功、全米オープンゴルフ2位 ほか)
4 強者の崩壊(王国が沈んだ日―サッカーW杯決勝、ブラジルの不可解な自滅;「松尾幻想」の呪縛―新日鉄釜石ラグビー8連覇ならず;封印された偉業の記憶―日本体育大学水球部376連勝でストップ ほか)
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