内容説明
本書は、大切な国民の資産である資本(特にリスク資本)の有効活用の重責を負う日本の企業が、上述のような新しい時代の要請に応えていくための啓蒙の書として、5年前に上梓したものである。開かれた資本市場を通じて様々なタイプの資本を自由に調達し、価値の増殖を図る立場にある企業の経営者や管理者、財務担当者を対象に、意思決定のフレームワークと政策的判断の基準を、なるべくわかりやすい形で、具体的にかつ体系的に紹介することを主眼に書かれたものである。今回の改訂に際しては、環境変化に鑑みて、新たに3つの章を追加した。
目次
第1部 価値の創造とその評価
第2部 投資、資本構成、配当の決定
第3部 財務政策の各論
第4部 日本企業の財務政策の課題