内容説明
経済の生の動きと全体のしくみがわかる最適な入門書です。日本経済はなぜ長期停滞に陥ってしまったのか、再生するためには何が必要か、ベテラン記者が解き明かしていきます。デフレ脱却、金融再生、経済のグローバル化から、企業改革、構造失業、少子高齢化まで、日本経済の重要トピックを網羅的に解説。現実問題を経済学的に考える基礎が身に付きます。
目次
１ デフレと日本経済
２ 金融再生に出口は見えるか
３ 変わる産業、変わる企業
４ 雇用不安と高齢化不安
５ 激動するグローバル経済と日本
６ 経済活性化のための税制改革
７ 財政危機をどう乗り切るか
８ 金融政策の役割
９ 民間活力生む構造改革
１０ 日本経済のビジョン
著者等紹介
岡部直明［オカベナオアキ］
１９４７年高知県生まれ。６９年早稲田大学政治経済学部卒業。同年日本経済新聞社入社。経済部記者、ブリュッセル特派員、ニューヨーク支局長、論説副主幹などを経て、現在、日本経済新聞社論説主幹、早稲田大学大学院公共経営研究科客員教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
佐島楓
40
２００４年初版。このころより現在のほうが財政状況が悪化し、家計や企業の体力もなくなっている。2016/10/01
コホーー
1
イノベーションには、技術革新など供給側の進歩による経済発展である「シュンペーター型」、需要の刺激による発展である「ケインズ型」、その両面を持つ「需要創出型」がある。「需要創出型」は、ITの技術革新等をてこに、次から次へと新商品、新サービスが生まれることによって経済が発展する新しい成長メカニズムにより、PCや携帯電話に拒絶反応を起こしていた人たちの間にさえ、技術進歩の果実を急速に広げ、それが更に新しい技術進歩を生む好循環となり、日本経済を需要と供給の両面から変える、新たな構造変化をいう。2021/07/28
パンダマン
0
入門とうたっているけど説明不足な箇所が多々あり。2008/12/19
