日経文庫 職場のメンタルヘルス入門

難波 克行【著】

日経ＢＰＭ（日本経済新聞出版本部）（2013/07発売）

• サイズ B40判／ページ数 183p／高さ 18cm
• 商品コード 9784532112899
• NDC分類 498.8
• Cコード C1234

内容説明

不調の早期発見から休業、復職支援まで、マネジャーが知っておくべき対応・予防の実際を具体的に解説。

目次

第１章　職場のメンタルヘルス不調（さまざまなメンタルヘルス不調；メンタルヘルスの問題に対応するために）
第２章　メンタルヘルス不調を防ぐストレス対策（職場のストレスとメンタルヘルス不調の関係；ストレスを感じる仕組みを知る；心と身体をほぐすリラクゼーション効果；人間関係のストレスを見つめ直す；自分の気持ちや考えを適切に表現する）
第３章　職場で取り組むメンタルヘルス対策（メンタルヘルス対策のポジティブアプローチ；職場のメンタルヘルスを左右する上司の行動；職場のメンタルヘルス対策に役立つスキル；いきいきとした職場作りに全員で取り組む；メンタルヘルス対策を経営課題に組み入れる）
第４章　メンタルヘルス不調者の早期発見・早期対応（早期発見・早期対応の重要性；メンタルヘルス不調のサインと声かけ；部下の不調に気づいたときの対処；社内の健康管理窓口との連携）
第５章　メンタルヘルス不調者への対応と復職支援（部下の不調が気になるとき；休業前の対応は復職を視野に入れて；一般的な治療経過と休業中の連絡；復職判定と復職のためのプラン作り；復職後のサポート）

著者等紹介

難波克行［ナンバカツユキ］
中外製薬株式会社統括産業医。１９７４年生まれ。岡山大学医学部、同大学大学院卒業。総合病院で内科医として勤務し、２００４年から富士ゼロックス株式会社の専属産業医を務め、２００８年から現職。全社的な安全衛生の整備とメンタルヘルス対策に注力している。人事担当者向けセミナー講師ほか、専門誌への寄稿多数。東京大学大学院客員研究員。医学博士（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[コウ]

この本を読んで。今の職場のメンタルヘルス対策が、なにもかも間違っていることがよく解りました。治療の前の予防がいかに大切か、ネガティブな要因よりポジティブな要因からアプローチするやり方がある事、等々…なにより、当人だけではなく、同じ職場のメンバーへの対応など、欠けてるものがほんとうにたくさんある事を学べました。(後は当人の自覚も大切であること…。)今の私にできること。人事に人事を任せてられない、そう思うからこそ自ら学んで力をつけるしかありません。私はまだまだタフになる。

2020/01/02

[カルロス]

入門と書いてある通り、我々の業界？の基本的な知識を、過不足無く教えてくれる。雇用者側の目線の本なので、直接参考にならない部分も有るが、ストレスコーピング、リラクゼーション技法、リフレーミングなどの認知行動療法、職場への復職などに関して簡潔にまとめられている。突っ込んだ内容は無いが、知識のブラッシュアップには丁度良い。

2013/11/06

[ｍｅｙ]

ラインケアに使える本。一部、研修でも使えそうな内容があったのでポストイットをぺたぺた。

2018/03/10

[くろ]

どのようにメンタルヘルス問題が起きるのかに興味があって読んだ。管理職向けの内容が多いが、具体的なチェックポイントや対応が示してあって良い。

2018/03/02

[龍泡]

職場において、精神的な不調を訴える場合の対策について書かれた良書。 メンタル不調になった社員がどのようにするか。またどのような復職を行っていけばいいかだけではなく、管理職の対応についても書かれている。 会社と社員のどちらもが復職をできるように、丁寧に解説してあり、とても良かったです。

2016/01/14