内容説明
よみがえれ家庭!単身赴任、共働き・別居から離婚、海外帰国子女の就学難、癒されぬ心の疲労、借金苦、高齢者扶養…現代サラリーマン共通の悩みを乗り越える道程を示す。
目次
1 仕事と家族と
2 親と子
3 不安の中で
4 ゆとりを求めて
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mitam
1
1984年の菊地寛賞をとった日経新聞連載「サラリーマン」をまとめたもの。仕事の内容を描いた「王道」のほかの巻は未読。 「共働き」回では働く妻と対比して「ぬかみそ臭くて口うるさい女房」、「外人妻」(!)回では「日本人とは違って自分の考えをしっかり持っている」など、パワーワードのオンパレード。フェミニストの苦労がしのばれる。 冒頭の「ジプシー勤務」では、家族と離れて転勤続きのお父さんが登場する。家族旅行で「オレがこの道路をつくったんだぞ」と妻子に自慢する。まさに昭和が凝縮されている。2018/02/24