出版社内容情報
第1章
バイオの「第3の波」バイオニクス
遺伝子を巡る旅の始まり「明らかにされたDNAの正体」
内容説明
「バイオニクス」とは、21世紀の21世紀の私たちの「生活の質」を向上させるために生体機能をたくみに応用、模倣した、新しい先端的かつ包括的科学技術の名称である。本書では、バイオニクスを、それを支える三つの分野であるバイオエレクトロニクス、ヒューマニクス、ロボティクスに分けて、イラストや図版、写真をふんだんに使ってわかりやすく解説する。
目次
第1章 バイオの「第3の波」バイオニクス
第2章 バイオエレクトロニクス
第3章 ヒューマニクス(生活環境技術)
第4章 ロボティクス
著者等紹介
軽部征夫[カルベイサオ]
1942年、東京都生まれ。東京工業大学大学院理工学研究科博士課程修了。東京工業大学資源化学研究所教授を経て、88年4月、東京大学先端科学技術研究センター教授。99年4月、東京大学国際産学共同研究センター長。2001年から同教授、放送大学客員教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はち
3
弟の本棚整理。20年以上前の本、だけど今まさに必要とされている技術が詰まってる。バイオニクスとは生物工学、電子工学、生物情報学、電子機械技術を包括・発展させた科学技術。…当時はまだシェールガス革命前で石油はおよそ40年で枯渇するという時代で生物からエネルギーを抽出する技術にもかなり触れられている。あの革命がなかったら、これらの技術はもっと発展していたんだろうか…。ここ数年でプラごみの問題は大きく報じられてるけど本書を読むと昔から問題視はされて生分解性プラの開発はやってたんだね。生産性の解決は難しいんだな。2023/01/03
ないっとー
0
生物を学ぶ有用性が示してある非常にわかりやすい本であった2014/12/16
たま
0
同シリーズのナノテクノロジーに比べれば、こちらの本の方が分かりやすかった。出版されたのが十年程前の事なので、今では少し遅れた話題になっているかもしれないが、化学も積み重ねの学問だと思うので、今話題になっているニュースなどを理解する為の一助となったと思う。2014/02/11