内容説明
斜め銃を装備して単機、夜空を飛び、敵重爆を仕留める。日本海軍は陸軍航空にはない「丙戦」、すなわち夜間戦闘機があり、丙戦だけを持つ航空隊、戦闘飛行隊がいくつも存在した。文献資料が皆無に近い夜戦隊を関係者に取材。談話や日記、個人記録をもとにその空白を埋め、実力を超えるほどの敢闘を示した夜戦隊の戦いを紹介する、太平洋戦争航空戦史。
目次
1 双発遠距離戦闘機の挫折
2 夜間戦闘機、ラバウルで誕生
3 部隊編成すすむ
4 マリアナをめぐって
5 本土防空戦の開幕
6 夜戦隊、フィリピンへ
7 高空の超重爆を撃て!
8 夜間大空襲と沖縄決戦
著者等紹介
渡辺洋二[ワタナベヨウジ]
昭和25(1950)年、名古屋市生まれ。立教大学文学部卒業後、航空雑誌の編集者を経て、航空史の研究・調査をライフワークとしている。これまでに取材した旧軍関係者は約1100人に及び、その取材力、執筆内容の正確さには定評がある
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