内容説明
なぜ、こんなにも生き辛くなったのか?アベノミクス、原発、格差、自立強制、差別、バブル…哲学思考を武器に、壊れた社会の象徴的現象を斬る。
目次
第1章 脱原発と脱成長論―いかに「長期衰退」を克服するか(はじめに―脱成長論と現在;バブル循環と劇場型政治―アベノミクスの正体は何か ほか)
第2章 格差社会は健康に悪い(相対的剥奪が健康状態を悪化させる―健康の社会経済的勾配;格差の存在そのものも健康を害する―格差の健康への汚染効果 ほか)
第3章 名ばかりの自立―新自由主義と生活保護(「自分自身の企業家」―新自由主義的介入と「自律」概念;貧困をめぐる議論の定型としての自由的個人像と、新しい問題としての“名ばかりの自立” ほか)
第4章 「街の群衆」の普遍主義(反ヘイトスピーチと新たな社会運動;普遍主義的な社会運動 ほか)
第5章 市場は幻惑する―経済危機と市場の本質(ウォール街の名士、稀代の詐欺師;時価総額という虚像 ほか)
著者等紹介
金子勝[カネコマサル]
慶應義塾大学経済学部教授。東京大学大学院経済学研究科博士課程単位取得修了。専門は制度経済学、財政学
伊東俊彦[イトウトシヒコ]
相模女子大学人間社会学部専任講師。東京大学大学院人文社会系研究科基礎文化研究専攻博士課程単位取得退学。博士(文学)。専門はフランス社会思想史
伊多波宗周[イタバムネチカ]
神戸夙川学院大学観光文化学部准教授。東京大学大学院人文社会系研究科基礎文化研究専攻(哲学)博士課程修了。博士(文学)。専門は社会哲学、フランス社会思想史
高橋若木[タカハシワカギ]
大正大学教育開発推進センター専任講師。ニューヨーク州立大学大学院博士課程。専門は政治哲学
竹田茂夫[タケダシゲオ]
法政大学経済学部教授。一橋大学大学院経済学研究科博士課程単位取得満期退学。ニューヨーク州立大学Ph.D.専門は経済理論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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ophiuchi
ゆるこ