内容説明
過度なコスト削減・価格競争に巻き込まれず、デフレ状況の中でも着実に利益を稼ぎ出すためには、会社をどう変えればいいのか!顧客満足、従業員満足、株主満足などを同時に実現し、豊かな社会をもたらす“新たな日本型経営”の方向性を指し示した話題の書。
目次
第1章 「質」を創造する経営(グローバリゼーションと「日本型」;アメリカ一辺倒のツケ ほか)
第2章 経営の「質」を高める二つの武器(企業の通信簿が変わる;「質」を高める二つの方法 ほか)
第3章 “値下げ”に頼らない差別化戦略(過度な価格競争の弊害;経営者のジレンマ ほか)
終章 「質の経営」実現に向けて(三位一体のメッセージ;これから採るべき経営方針)
著者等紹介
常盤文克[トキワフミカツ]
1933年生まれ。東京理科大学卒業後、花王株式会社に入社。米国スタンフォード大学留学後、大阪大学で理学博士取得。研究所長、取締役、常務、専務などをへて、90年に花王の代表取締役社長に就任する。社長時代には増収増益を続け、97年に代表取締役会長。2000年から02年まで特別顧問を務める
内田和成[ウチダカズナリ]
1951年生まれ。東京大学工学部卒業後、日本航空に入社。在籍中に慶応義塾大学経営学修士(MBA)取得。85年、ボストンコンサルティンググループに入社。2000年、同グループ日本代表に就任する。マーケティング戦略、新規事業戦略、グローバル戦略策定などのコンサルティングを数多く経験
小野桂之介[オノケイノスケ]
1940年生まれ。慶応義塾大学工学部卒業、同大学院博士課程修了、工学博士。ハーバード大学ビジネススクールInternational Teachers Program修了。84年より慶応義塾大学大学院経営管理研究科(ビジネススクール)教授。1997年~2001年、研究科委員長兼ビジネススクール校長。長年、生産企業の競争戦略の研究に取り組む
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。