使える学力の育て方―すべての生徒が自学自走できる授業づくり

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使える学力の育て方―すべての生徒が自学自走できる授業づくり

  • 冨塚 大輔【著】
  • 価格 ¥1,980(本体¥1,800)
  • 東洋館出版社(2021/09発売)
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  • サイズ 46判/ページ数 80p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784491045269
  • NDC分類 375.1
  • Cコード C3037

出版社内容情報

「概念砕き」「お散歩授業」「ビブリオバトル」「漢詩ラップ」「人物相関図」「置き石授業」「英語との教科横断」「掛詞ギャグ」など、一見すると奇をてらっているように見えて、学習指導要領や教科書にしっかり準拠しつつ、国語科の実践を例に挙げながら、生徒の学力を着実に向上させる中学校・授業改善の具体策を提案!

中学校段階で鍛えるべき学力

学力と言うと、中学校段階では表向き学習指導要領が定める資質・能力を指し、本音レベルでは希望校に合格する(または就職試験に受かる)ための知識・技能をイメージする方が少なくないと思います。それに対して、私はいずれも学力だとはみなしていません。中学校教育は、生徒一人一人の学びの通過点にすぎないと考えているからです。

そんな私が重視しているのは、将来会社勤めをするにしても、自ら起業するにしても必要となる「自分で課題を見つけ、自分なりにどんどん学び進めていける力」です。そのため、中学校段階では「一定の課題のもとで、自ら勉強できる(自走できる)」ことを重視しているわけです。

よく課題解決力が大事だと言われます。確かにそのとおりなのですが、課題を解決するためには、まず何が課題なのかを知らなくてはなりません。実は、これがなかなか難題で、課題を解決する力よりも、課題を見つけ出す力を身につけることのほうがむずかしいからです。(言うまでもなく)解決すべき課題を見いだせなければ解決しようがありません。
そこで私は、授業を通して課題を解決する力を鍛えながら、「自分が解決したいと思える課題」を生徒自身が見つけられるようにするトレーニングを積ませることが、中学校では重要だとみなしています。

「使える学力」の実相

物事を「知っている」ということと、知っていることを「使える」ということは、それぞれ明確に分けて考える必要があります。中教審の論点整理(平成27年)でも、「身に付けるべき知識に関しても、個別の事実に関する知識と、社会の中で汎用的に使うことのできる概念等に関する知識とに構造化される」と指摘し、新しい学習指導要領は「何を学ぶか」「何ができるようになるか」「どのように学ぶか」を重視しています。
将来どのような社会が訪れようと、どのような環境に身を置くことになろうと、自分の足で立ち(自立し)、お互いに高め合える仲間をつくり、自分一人でも完遂できるようなシチュエーションにあっても、あえて仲間と共に(仕事であれ、プライベートであれ)よりよい社会生活をつくっていける「汎用的能力の基礎」を、生徒一人一人が獲得できるようにすることです。

この「汎用的能力の基礎」の具体は、いくつかの能力の掛け合わせによって高められていくものです。例を挙げると、「学習内容を解釈する力」「学習のゴールを見通す力」「概念を砕ける力」「プレゼンする力」(効果的なアウトプットで相手を納得させる力)です。それらを総称して、本書では「使える学力」と呼称し、それら諸能力を着実に向上させる授業づくりの

目次

第1章 中学校らしい授業の姿と使える学力のバリエーション(授業の主役は誰か;授業の手綱 ほか)
第2章 生徒が自学自走できる授業のつくり方(単元をつなぐ―飛び石にしない;説明的文章の単元のつなぎ ほか)
第3章 1時間ごとの授業マネジメント(目的先出し、1時間の授業展開は最後の工程から説明する;置き石の授業 ほか)
第4章 使える学力を育てる実践(掛詞は高級オヤジギャグ;ラップを引き合いに出して学ぶ漢詩 ほか)
第5章 中学校教育にまつわるアレコレ(教えない部活指導;失敗を糧にして成長につなげる学級経営 ほか)

著者等紹介

冨塚大輔[トミズカダイスケ]
東京都杉並区立松ノ木中学校教諭。1985年、福島県生まれ。東京の大学に進学。日本語教員を目指しつつ国語の教員免許を取得。卒業後は株式会社アドヴァンに勤務。東京本社にて総務部、営業部に所属。大手コンビニエンスストアや大型商業施設等を担当する。営業職として活動しながら、新卒者の採用面接や新人研修を行ったことがきっかけで、育成に興味を持ち、教員を志す。転職後は東京都中学校国語教育研究会に所属。2019年の全国大会で教科横断的な視点として授業実践を行う。教科間だけではなく学習が社会でどう生きるかを考えながら授業実践している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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虎哲

3
『国語の授業の作り方:初めての授業マニュアル』を書いた古田先生とほぼ同世代で、社会人経験者の国語科教員が書いた本ということで読んだ。「生徒が答えを聞きに来ても教えない教師」スタンスや「知識量の増加と活用、異なる知識間の接着の仕方を学べるようにすることが、中学校教育においては特に重要」という意見には同意する。ただ「接着」のために単元を飛び石にせず、つなぐことについてはかなり難しいと感じている。もちろん著者も全てをつなぐわけではなく、学年間でまたいでつなぐことも示している。もう少し余白があっても…とは思った。2022/06/30

森山洋輔

1
著者が中学国語の先生なので、多少国語科に偏ってはいたものの…面白く読めました!もっと実践の具体を語っていただきたい2022/02/20

にくきゅー

1
この本に対するモヤモヤをいつか言葉にできるようになりたい。表紙に太字でのっている掛詞ギャグも漢詩ラップも掛詞がオヤジギャグと同じ構造をもつことや漢詩とラップが同じ韻を踏むということに共通性があるということを指摘しているに過ぎない、という表面的なことでなく。それが「使える学力」にあるのか、「すべての生徒」にあるのか、それとも全体に感じた伴走という石川晋さんの概念の使用や握手の甲斐先生の実践との差異の見えない紹介といった先達への敬意という書き手の意識の問題なのか、自分のなかで整理がついていない。2021/10/03

あきのり

0
学校はビルドandビルドが多い。まさにその通り!やめても問題ないことはたくさんあるかもという視点は必要。2021/12/19

Cana.t.kazu

0
 全く参考になりませんでした。2021/12/03

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