内容説明
「韓国併合」100年を問う。2009年11月に開催されたシンポジウムの記録。私たちはいま、「韓国併合」という過去からの問いかけに対してどのように答えていくべきなのか。客席もまき込んで百出した議論のなかから歴史学の新たな争点が浮かびあがる。
目次
問題提起 近代日本のなかの「韓国併合」
報告1 日露戦争と韓国併合
報告2 征韓論への系譜
報告3 韓国併合と朝鮮社会
報告4 宇都宮太郎と朝鮮支配
コメント 日本の朝鮮認識の転換を目指して
パネルディスカッション
著者等紹介
安田常雄[ヤスダツネオ]
1946年生まれ。現在、国立歴史民俗博物館副館長、同館歴史研究系教授、研究総主幹
趙景達[チョキョンダル]
1954年生まれ。現在、千葉大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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メルセ・ひすい
1
15-117 ★5 必読書 シンポジウム「近代日本のなかの「韓国併合」ー人物と戦争の観点から」2009.11於明治大学。人間文化研究機構 「韓国合併」という過去からの問いかけに、我々はどのように答えるべきか。客席も巻き込んで百出した議論の中から、歴史学の新たな争点が浮かび上がる。2009年11月に開催されたシンポジウムの記録。1846年植民地化を狙うフランスの江華島 仏艦隊の攻撃。1871年アメリカ艦隊江華島侵入に始まる。1873年 日本政府征韓論おきる。2012/01/24
usoki
0
小川原報告が特に印象深い。それにしても併合や植民地支配の歴史をどうにか克服せねば、もはや僕等はどこにも行けない気がする。2010/11/16