創元ノヴェルズ<br> エベレストの彼方

創元ノヴェルズ
エベレストの彼方

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  • サイズ 文庫判/ページ数 372p/高さ 15X11cm
  • 商品コード 9784488800161
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

チベット自治区の一郭を占める孤立の地、ギャンカーラ。今この一帯を、反共武装ゲリラの一団が跳染していた。首領と目されたのは、数年前CIA工作員として攪乱行動に従事中死亡したはずの男。だが中国政府はこれを受け入れず、米国の侵略行為と断じて、締結寸前の科学技術協定を破棄する構えに出た。困惑した米国政府は、真偽を確かめるべく男の妻トレイシーを現地に送りこむが…。大自然の彼方、トレイシーは果して何を見たか?

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

hit4papa

30
チベットで死亡したと思われていた米諜報員と彼を探し出す命を受けた妻が主役の冒険小説です。米中の融和ムードに水を差すが如く反共ゲリラ活動を繰り広げる元諜報員。夫を連れ戻すべく命からがらエベレストを登攀する妻。二人の視点が切り替わりながら物語は進みます。新婚早々の別離に愛情を育めなかった彼らの再会に興味深々です。お約束通りのハラハラシーンと唐突なラブラブ、そして痛快なラストという、まさにB級映画っぽい展開となります。チベットの神秘主義的な部分で煙にまかれた感はありますか。タイトルが面白くなさそげなのが難です。2018/12/12

キクチカ いいわけなんぞ、ござんせん

13
アイガー北壁に続きエベレストである。続きものではないけど。今回はCIAと中国国民軍、チベット独立との三つ巴。エベレストに登るわけではないが、チベットの山奥で繰り広げられる戦い。薄い酸素や、絶壁を降りての逃亡など、アクション盛りだくさん!2015/07/16

洋書好きな読書モンガー

2
何度も検索すると出て来るここの検索機能の謎仕様これはなんなの?ISBN検索でも見つからなくて兎に角何度も検索。実家の本棚にはラングレーは無かったので初ラングレーか。1989年日本語訳出版。「羽毛服」ダウンジャケットって言葉は当時無かったの?と疑問に思う本だ。ちょっと後味の良い本じゃ無かったな。チベット絡みの本といえば映画にもなった「セブン・イヤーズ・イン・チベット」本棚の何処かにあった筈。2024/04/12

yuki_furu

2
チベットでの中国兵との闘争を背景に、描くは男女の三角関係。ただしロマンス小説と呼べるほどそっち側に振りきれてるわけではない。ある人物のミソジニーな行動が強烈ではあるのだが、ストーリーに何の影響もないなんて……。2012/07/31

つちのこ

0
1984年頃読了。チベットが舞台の山岳小説。山度は低い。

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