感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
記憶喪失した男
13
銀河系から初めて人類が出た小説だと聞いていたが、その箇所はなかった。冒頭はひどく難解なものの、宇宙旅行が始まると、緊迫感があってとってもよかった。宇宙人に会うというが、宇宙人は人型だったようだ。英語を話しているようにも思える。2017/04/09
鐵太郎
11
SFという世界に風穴を開け、突破口となったスペースオペラ。──「三億五千万マイル。太陽系から半分出かかっている。とすると、コンスタントにほぼ一光速の加速度(コンスタントの加速の結果今の速度はほぼ一光速だ、の誤訳か?)だ」 「そんなにはやく飛べるものはないよ、マート。EイクオールMCの二乗だから」 「アインシュタインの相対性理論は、所詮、理論にすぎん。この距離は観察された事実だ」── これが未来を切り開いたSF。ただしいまの視点で見ると、男女の描き方もストーリーも人類の未来への思いも古くさすぎますねぇ。2012/10/30
白義
9
不世出の天才発明家とそれを支える素敵なヒロインと親友、そして油断ならない悪党だが同時に自分なりの美学もあるライバル、シンプルな登場人物たちにスリルと爽快さのあるきびきびしたストーリー展開、現代スペースオペラの祖と言える名作である。中でもライバルのデュケーヌの人物造形たるや90年前とは思えないほど洗練されていて、人殺しを厭わない悪漢でありながら危機においては紳士的に振る舞い、やむを得ず主人公と共闘すれば強靭な意思を持って一同の窮地を救うのに貢献し、しかし改心はあくまで一切しないと悪のライバルとして理想的な男2017/12/03
k16
7
20130331読了。 今読むと後半は何だかなぁと思ってしまうけどスペースオペラの原点として偉大。 残るシリーズ読んでレンズマンだな。2013/03/31
つるら@turulaJB
5
中学の頃、レンズマンより先に読んだ