感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
aki
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掉尾を飾る「黒い河を越えて」は大傑作。敵の領土と河を挟んで接する辺境の砦。責任者は中央へ砦の重要性を訴え、人員の追加派遣と砦の増強を進言するものの王宮にも貴族にも取り合ってもらえない。その中で敵方は呪術師を先頭に砦への本格的な侵攻を開始しようとする。いちはやく、それを知ったコナンは砦に急を知らせようとするが…という展開。コナンと一緒に行動する青年と老犬がステキ。思わず涙がこぼれました。ハワードは甘くないね。全7巻、読み終えたが、ハワードの真作が全部収録されているわけではないのね。それもあっての新訂版か。2021/06/26