感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
tokko
17
最後を締めくくる第5巻はひとひねりもふたひねりもある作品ばかり。「爪」にしても「クリスマスに帰る」にしても犯罪はわかっているのに、どうオチをつけるのだろうと気になりながら読む。読んで「やっぱりな」と思いながらも読む。「危険な連中」や「悪夢」のように心理をなぞるのも面白い。いずれ5巻まとめて再読したい。2018/02/08
みっぴー
12
三作目のクリスマスの話、ものすごい短いのですが、このオチは強烈!六作目の医者の話もスカッとしました!次の危険な連中もサスペンスの中にコメディ要素があり、面白かったです。その次の悪夢が、今回一番ハラハラしました!怖かった…ラストのEQがまた嬉しかったです。順番をつけるなら一位はショートショートの「クリスマスに帰る」ですね。こういうオチは大好きです!悪いことはできないもんですね…2015/06/13
ネムル
10
アイリッシュやカーなど、あまり最良でないセレクトにも感じるが、光る作品もちらほら。戦中はハートフルな「十五人の殺人者たち」、家庭の悲劇を探偵が救う「黄色いなめくじ」、田中小実昌の翻訳が楽しい「証拠のかわりに」2021/09/08
歩月るな
10
戦後近くなってくるともうワケ分からないので、『トレント最後の事件』が「最初の現代的作品」と言う辺りで停まっている感はあるのですが、最終第五集です。観た感じ作家勢がなかなか危険な奴らなのですが時代と作品の幅から考えるとほぼ内容物は江戸川さんの趣味だと思ってよろしいですね。ハードボイルド物が真にアメリカ的と言うなら『証拠のかわりに』のウルフさんのような探偵が出てくると言うのも妙に反骨的な感じがし。アーチーが色ぼけ気味でヘイスティングスにちょっとハードボイルド足したみたいな感じなのに笑わせに来まくっててヤバい。2017/01/17
ヴィオラ
8
・「黄色いなめくじ」H・C・ベイリー ・「見知らぬ部屋の犯罪」カーター・ディクスン ・「クリスマスに帰る」ジョン・コリアー ・「爪」ウィリアム・アイリッシュ ・「ある殺人者の肖像」Q・パトリック ・「十五人の殺人者たち」ベン・ヘクト ・「危険な連中」フレドリック・ブラウン ・「証拠のかわりに」レックス・スタウト ・「悪夢」ディビッド・C・クック ・「黄金の十二」エラリー・クイーン2017/07/16
-
- 電子書籍
- 密会は午後の七時に【分冊】 9巻 ハー…