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エマヌエル・バッハ―音楽の近代を切り拓いた“独創精神”

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  • サイズ B6判/ページ数 465,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784487798612
  • NDC分類 762.34
  • Cコード C0073

内容説明

エマヌエルが真に独創的だったのは、“生涯”と“作品”の間に存在した、音楽家の存在、あるいは、時代や社会の“矛盾”が彼の内面を突き動かして生じさせた、自由な存在や創作へ向かうエネルギーだった。政治や社会が揺れ動き、音楽様式の流行廃りの激しい時代に生きた「独創精神」は、一時も留まることはなかったし、後の時代の音楽観、すなわち「音楽の近代」を拓いたのである。全作品表、詳細年表、主要手紙等、18世紀当時の音楽状況を生き生きと現代に蘇らせる豊富な巻末資料140ページ。

目次

第1章 ライプツィヒ時代(ワイマール・ケーテン時代(一七一四~二三年)
ライプツィヒのバッハ(一七二三~三四年))
第2章 プロイセンのバッハ(フランクフルト(オーデル)時代(一七三四~三八年)
ベルリン第一期(一七三八~四七年) ほか)
第3章 ハンブルクのバッハ(ヨハネウム・カントルとして;ハンブルク第一期(一七六八~七二年) ほか)
第4章 歴史と現代におけるエマヌエル(エマヌエルが亡くなって;音楽遺産の運命 ほか)

著者等紹介

久保田慶一[クボタケイイチ]
1955年、大阪に生まれる。東京芸術大学大学院音楽研究科(音楽学専攻)修了。DAAD(ドイツ学術交流会)により、ドイツ連邦共和国のフライブルク大学、ハンブルク大学、ベルリン自由大学の各大学に留学。音楽学博士(東京芸術大学)。現在、東京学芸大学教授
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