内容説明
フィールドワークと数理的アプローチから社会生物学の体系を確立した新シリーズ。
目次
屋久島の自然と環境
ヤクザルの菜食生態
ヤクザルの社会構造とオスの繁殖戦略
ニホンザル野生群における優劣関係と社会的共存
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
山口透析鉄
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県立図書館本で。私が高校生の頃に出た本です。なので山極寿一氏もまだマウンテンゴリラの研究はされていませんし、作中ではピグミーチンパンジー(ボノボ)の名称が使われています。 ヤクシマザル、ニホンザルの亜種のようなので、群れの構成(比較的小規模)等、色々と差異があるようです。食べ物をめぐって不要な争いが生じない音声コミュニケーションもあり、島のサルなので社会も小規模っぽいです。割と群れ同士も隣接し、行動範囲も狭いので、オスはさほど群れを渡り歩かないようです。 こういう研究は新しい本の方が良いかも知れません。2024/08/27




