戦後の肖像―その栄光と挫折

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戦後の肖像―その栄光と挫折

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  • サイズ B6判/ページ数 292p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784484952130
  • NDC分類 281.04
  • Cコード C0023

目次

第二皇子としての悲劇―秩父宮雍仁親王
歴史的信念のある弟宮―高松宮宣仁親王
終生のロマンチスト―赤尾敏
歴代首相の指南役―安岡正篤
平仄の合わぬ人生―頭山満
死を望まれた革命家―伊藤律
軍国主義教育の十字架―槇枝元文
悲しきテロリスト―坂口弘
唯物論者としての宰相―田中角栄
節操なき実力政治家―金丸信〔ほか〕

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Ramgiga

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一番印象にといわれれば、頭山満かな。右翼の巨頭、暗殺集団を配下にもつなどのうわさがあり、あの野蛮な明治の官憲でさえ手が出せなかった。他者がつくりだした虚像が、一人歩きし、虚像がさらなる虚像を生み出し、本人をも縛りだす。さしずめ頭山は、その自分を演じきった者。虚像にまみれた人物像に作者は切り込み独自の解釈を示す。武見太郎などその最たる者で、医師の職能としての倫理性を信じた男というのは正しいと思う。槇枝元文の純真な人というのもそうだろうと思う。また秩父宮、高松宮の戦時中の反戦活動も興味深かった。2019/10/25

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