内容説明
社会史・文化史への重厚で洗練された“知”と書物への至純の“愛”が紡ぎ出す卓抜な言葉の織り物―短編小説をもしのぐスリリングな面白さの書評を集成。貴重な歴史書ガイドでもある。
目次
1 好奇心全開、文化史の競演
2 暗部の社会史 歴史の方法論を求めて
3 ベンヤミンの星座 都市と近代性(モデルニテ)
4 パリのアウラ
5 小説は蘇る
6 至福の瞬間 伝記・自伝・旅行記
7 昭和の「総括」
8 「知」の同窓会
著者等紹介
鹿島茂[カシマシゲル]
1949年、横浜市に生まれる。東京大学大学院人文科学研究科博士課程修了。共立女子大学文芸学部教授。専門は19世紀のフランス小説。著書『馬車が買いたい!』(白水社:1991年度サントリー学芸賞受賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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