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母の声、川の匂い―ある幼時と未生以前をめぐる断想

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  • サイズ B6判/ページ数 222p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784480855985
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0036

内容説明

灼熱のアフリカのドラムが甦らせた江戸木遣り、姉に長唄をさらう母の声、寡黙な父の後ろ姿…。江戸東京の地下水脈のうちにたどる文化人類学者の自分史。

目次

はじめに―自分史、そして地霊
母の声、川の匂い―ある幼時と未生以前をめぐる断想
下町
風の記憶
すみだ川―梅若幻想を育んだものは何か
終章 父の手紙

著者等紹介

川田順造[カワダジュンゾウ]
1934年東京生まれ。東京大学教養学科(文化人類学分科)卒業。パリ第五大学民族学博士。日本・アフリカ・ヨーロッパの多年の現地調査から、西洋近代を相対化して人類の未来を探求する「文化の三角測量」を提唱する。その方法に基づく技術文化、声と文学、歴史認識などについての数多くの研究は、国際的にも高い評価を得ている。現在は神奈川大学大学院歴史民俗資料学研究科教授、日本常民文化研究所研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

takao

3
ふむ2024/01/22

sheeta

0
戦前の深川の暮らしの様、情景、アフリカの暮らし、いずれも興味深く読み進めた。半ばより、関心が薄れてしまい、飛ばし読み、挫折か、と思いきや、東京空襲やすみだ川梅若伝説など、思いのほか引き寄せられるものがあり、読了。作者の嫌悪した過去とは一体何なのかと最後までわからなかったが、最終の父の手紙で、そういうことかと。父と息子は関心事であるので、そうなのか、何もそれくらいで、そんなあとになって気づくものか、などと思いを巡らせてしまった。2015/02/15

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