内容説明
フランスの新聞・雑誌にみる生きたことばの用例集。歴史の深い根から生まれたことばの、辞書にもない使われ方をふんだんに紹介する異色の社会・文化論。
目次
序章 国際摩擦のなかで
第1章 スープを食べる―料理と政治(ぶどう酒抜きの食事なんて;白パンのフランス;塩とソース;料理さまざま)
第2章 共和国は退位せず―国家と社会(共和国の宮廷政治;貴族の名残;エリートの社会;強い家族関係;国家と国民)
第3章 明日は無料で―暮らしと経済(城郭のなかで;付き合いの作法;病魔との闘い;残酷物語;しまり屋;手練手管)
第4章 ヨーロッパの転車台―世界のなかのフランス(かぐわしのフランス;ヨーロッパの十字路;愛国主義;異なることへの権利)
終章 よりよい理解のために