中世東アルプス旅日記―1485・1486・1487

中世東アルプス旅日記―1485・1486・1487

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  • サイズ B6判/ページ数 265p
  • 商品コード 9784480853592
  • NDC分類 198.2

内容説明

いまからちょうど500年前、イスラム教徒トルコ軍によって涜された教会を聖別するために、総大司教管区は使節を派遣する。これは、その随行団の書記の書き残した日記である。著者パオロ・サントニーノは、好奇心あふれる精神の持ち主だったらしい。かれの眼は、公式に報告すべきことについてのみでなく、異文化の地・東アルプス山中の教会、人びとの信仰と暮らし、城砦の様子、食べものそして、女性…などあらゆるものを見つめた。中世理解のための好個の贈りもの。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

人生ゴルディアス

5
アルプスというからスイスを想像していたら、オーストリア、イタリア、スロベニア国境の山岳地帯の話だった。15世紀のオスマン侵攻によって荒廃し、再建された教会を聖別するために司教区を回る司教様にくっついて旅した人の日記。食べ物の記述がすごい多い! いくつかは現代でも名前でググるとちゃんとでてきて、説明の通り! ただ、オスマンてこんなところにまで来てたのかと地図を見てちょっと驚く。そういえばもう少し後だけどウィーン包囲されたんだっけ…。訳者が現地在住(!)で、註に現代の写真挟んでくれるのが素晴らしいです。2021/12/01

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