出版社内容情報
猫ストーカーとして猫の痕跡を探して街を徘徊しているうちに、視線がついに猫の目に……。すると今までとは違う景色が見えてきた！
内容説明
猫ストーカーの町歩きエッセイ。
目次
灰猫、川を下る―隅田川
お嬢様と海を臨む―横浜山手
チカコさん、ノラ猫になる―泪橋
土手の天麩羅屋にたまげる―吉原
梅見で黄門様に会う―小石川後楽園
マダガスカル館で空振りをする―上野
朝倉彫塑館には固い猫がいる―谷中
怪しい店で満腹になる―谷中
猫町で猫旅行社になる―根津
井戸を捜して虹を見つける―根津
観音様でもどり猫に会う―山手通り
半分の花火見物に満足する―浅草
何も言わない石を愛でる―清澄
私の中の猫、生まれ故郷へ帰る―雑司が谷
下町夜の猫散歩―千葉
番外編 正月、宝探しに―ある町で
著者等紹介
浅生ハルミン［アサオハルミン］
三重県生まれ。イラストレーター、エッセイスト。『私は猫ストーカー』が’０９年に映画化され、ロングラン上映となった（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
chantal(シャンタール)
68
東京界隈を猫の目になって散歩するハルミンさんの散歩エッセイ。時々ハルミンさんが喋ってるのか、ハルミンさんの中の猫が喋ってるのか分からなくなる。猫の習性も窺い知れて、楽しい本だった。絵が可愛い😻2022/04/02
ぶんこ
39
猫好きにはたまらないです。 イラストも可愛くて、猫目線の散歩や、おしゃべりが楽しい。 よ〜く猫の事が分かってるな〜。 散歩したところも、馴染みのあるところがほとんどで、思い出しながら読めました。2014/07/06
りえこ
24
図書館で見付けて読みました。ハルミンさん独自の視点が面白いです。散歩したくなりました。2019/04/18
プル
24
猫好きでもこの作品のテンポが全く好みに合わず、読みつつも、なんだか申し訳ない気持ちになってしまいました。この薄い本でも、なかなか読み進まず、かなり苦戦した本となりました。2019/03/22
7a
8
ハルミンさんの中には猫の視点があって、人と猫は下町を散歩しながらあれこれ発見する。風俗店の呼び込みのお兄さんに突然インタビューしちゃうとか、どんだけ肝座ってんの。猫にとって大事なものとヤバイものは紙一重、どちらも砂で隠してしまう、とはなんと素敵な表現。2018/03/05
