出版社内容情報
「まっすぐできよらかで、絶妙に風変わり」(角田光代さん)なエッセイがずらり。子供の頃、修業時代、舞台やテレビの仕事、私生活まで、さまざま出会った人を語る。
内容説明
ラブラドールのハリーと過ごした小学校時代、歴女の第一歩を踏み出した中学時代、単身海外にモデル修業に行った頃、決死の山登り“成人式”。そして、ゴルフをし、野球をし、本を語り、「名前をなくした女神」「妖怪人間ベム」などさまざまな現場で感じたこと。たくさんの人との出会いで紡がれてきた杏の“これまで”がまるごと詰まった一冊。
目次
大切な思い出(エンドウマメ先生;弟ハリーのこと ほか)
仕事での出会い(初めてのニューヨーク;セ・パリ ほか)
出会いは広がる(投球ズバーンさん;手紙の縁 ほか)
おまけ(柴犬ヤマト)
著者等紹介
杏[アン]
モデル・女優・シンガー。1986年4月14日生まれ。東京都出身。十五歳からモデルとして活動を始め、05年からパリコレクションなど海外のファッションショーで活躍し、「第四十九回MODEL OF THE YEAR」を受賞するほか、06年『News Week』誌の「世界が尊敬する日本人一〇〇人」にも選出される。07年からは女優活動をスタート。12年「エランドール新人賞」を受賞。また、10年からはミュージシャンとしても活動をスタートさせるなど多角的に活躍している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
hiro
191
モデル・女優の杏さんが、「出会い」について書いた初めての著作。小林聡美、中谷美紀、堺雅人、大泉洋と俳優さんの書いたエッセイを読んだが、本人が書いたと確信がもてる本以外は読みたいとは思わない。この本も間違いなく杏さん自身が書いたと確信できた。そして、杏さんの仕事上だけでなく、プライベートも含めた色々な人たちとの「出会い」を‘ふむふむ’と読んで、杏さんは健康的で素敵な女優さんだと思った。この本でも色々な本が紹介されているが、ラジオ番組「BOOK BAR」で、杏さんがどんな本を紹介するのか聴いてみたいと思う。2014/07/26
milk tea
121
最初にとても丁寧に生きてきたんだなぁと感じました。人を惹きつける魅力があり、温かくほのぼのとした文章を書かれます。万年筆で書いた文字、隅っこに描かれたイラストも可愛い。写真が一枚だけアップされてるんですが、年賀状の杏寅さん(笑)いいね。2018/08/01
AKIKO-WILL
114
モデル、女優の杏さんのエッセイ本!歴女として有名の彼女ですが、趣味が多彩で登山したり、陶芸したり、城巡りしたりと忙しい合間にも自分がしたいコトをパワフルにやる彼女はステキです!読書家でもある彼女がオススメ本に興味を持ち借りたらハマったコトもありこの本を読めばきっと彼女に好感がもてるはず!2013/05/03
奥澤啓
96
好きな女優が何人かいて杏はそのひとりである。初めてのエッセイだという。エッセイの魅力は、何よりも文章ができているかどうか。内容の面白さ、珍しさ、ユニークさより、この人が書けばなんでも面白くなってしまうような文章。深刻で重い内容でも、さっと読めて訴えかけてくるような文章。杏さん、とにかく真面目な努力家であることがひしひしと伝わってくる。好感を持つ。文章のリズムはいまだしかなとは思う。漢字は減らしていいと思う。あとがきの「沢山経験出来て」は「たくさん経験できて」でじゅうぶん。字面の美しさと軽さも文章の要だ。2015/07/30
まーちゃん
92
いい子だなぁ!(≧∇≦)これ読んでめちゃくちゃファンになりました。素直で、謙虚で、背伸びせず、物怖じもせず、人との縁を大切にし、いつも誠実に仕事と向き合う杏ちゃん。性格や育ちの良さが滲み出る嫌味のない文章。(読むうちに、誰が書いた文章かという意識は消えて、純粋にエッセイを楽しめた。)BOOK BARの話、登山の話、黒柳さんとの上海行きの話、ミュージカルの話等が好きです。息子たちの彼女がこんな素敵な女の子だったら…なーんて妄想も楽しみました(笑)杏ちゃん、これからも応援してるからね。2015/05/13