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内容説明
現代思想に大きな足跡を残し、今日なお多くの読者を魅惑するロラン・バルトが、最晩年にコレージュ・ド・フランスで行った講義のためのノートを全3巻に集成。本巻には、“小説”を書く準備について―“瞬間のエクリチュール”としての俳句を分析する「1.生から作品へ」、プルーストを中心とする作家たちの創造行為のプロセスに迫る最後の講義「2.意志としての作品」を収録。“書く”という営為、文学と書物の深層を照射する、バルト最後の思索の光芒。開かれずに終わったセミナー「プルーストと写真」を付す。
目次
1 生から作品へ
2 意志としての作品(書く欲望;第一の試練:選択、疑念;第二の試練:忍耐(方法的生活;エクリチュールのプラクシス)
第三の試練:分離)
プルーストと写真
著者等紹介
バルト,ロラン[バルト,ロラン][Barthes,Roland]
フランスの批評家・記号学者。1915年、シェルブールに生まれる。生後1年たたぬまに海軍士官の父が戦死。幼年期を南西部バイヨンヌで過ごしたのち、パリに移る。パリ大学に進む直前に肺結核を発病、46年まで各地のサナトリウムなどで療養生活を送った。47年ごろから新聞や雑誌で批評活動をはじめ、数々の著作を発表。60年からパリの高等学術研究院の教職につき、76年、コレージュ・ド・フランスの教授に就任、「文学の記号学」の講座を担当した。80年、交通事故に遭い3月26日に逝去
石井洋二郎[イシイヨウジロウ]
1951年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科教授(地域文化研究専攻)。専門は、フランス文学・地域文化論。翻訳にはブルデュー『ディスタンクシオン1・2』(渋沢・クローデル賞本賞)、『ロートレアモンイジドール・デュカス全集』(日本翻訳出版文化賞、日仏翻訳文学賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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