出版社内容情報
山田耕筰、橋本國彦、伊福部昭、武満徹、坂本龍一……。伝統と西洋近代の狭間で、日本の音楽家は何を考えたのか? 稀代の評論家による傑作音楽評論!山田耕筰、橋本國彦、伊福部昭、武満徹、坂本龍一……。伝統と西洋近代の狭間で、日本の音楽家は何を考えたのか? 稀代の評論家による傑作音楽評論!
片山 杜秀[カタヤマ モリヒデ]
著・文・その他
内容説明
崇高で、不穏で、実験的。それでいて深い感動を与えてくれる日本のクラシック音楽。山田耕筰、橋本國彦、伊福部昭、武満徹、坂本龍一。近代日本が生んだ精神の最高のものが、彼らの音楽にあらわれている―。サントリー学芸賞(第30回)・吉田秀和賞(第18回)をW受賞した傑作音楽評論を再編集して文庫化。批評の最終兵器・片山杜秀の導きで、日本のクラシック音楽へ接近せよ!
目次
極私的追悼・伊福部昭
ドシラとゴジラ
ルルー・伊福部・ショパン
幻の京都楽派を求めて
曖昧なる日本の巨匠
信時楽派が存在する
「代用の帝国」の逆襲
近衛秀麿と「日本的近代」
齋藤秀雄の不幸
橋本國彦の懴悔〔ほか〕
著者等紹介
片山杜秀[カタヤマモリヒデ]
1963年宮城県生まれ。思想史家、音楽評論家。慶應義塾大学法学部教授。慶應義塾大学大学院法学研究科後期博士課程単位取得退学。専攻は近代政治思想史、政治文化論。主な著書に『音盤考現学』『音盤博物誌』(アルテスパブリッシング、吉田秀和賞とサントリー学芸賞受賞)、『未完のファシズム』(新潮選書、司馬遼太郎賞受賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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