ちくま文庫<br> 小路幸也少年少女小説集

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ちくま文庫
小路幸也少年少女小説集

  • 小路 幸也【著】
  • 価格 ¥770(本体¥700)
  • 筑摩書房(2013/10発売)
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  • サイズ 文庫判/ページ数 283p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480431004
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

「東京バンドワゴン」で人気の著者による子供たちを主人公にした作品集。多感な少年期の姿を描き出す。単行本未収録作を多数収録。文庫オリジナル。

内容説明

夢、希望、怖れ、孤独、友情…。人気作家で贈る11の物語。ときに切なく、ときにほのぼのと、子供と大人たちの間に起こる様々なドラマ。『東京バンドワゴン』シリーズで知られる小路幸也ワールドから、単行本未収録を中心に、少年少女を主人公にした作品を選りすぐった傑作短篇集!巻末に作家本人による自作解説を付す。

著者等紹介

小路幸也[ショウジユキヤ]
1961年北海道生まれ。広告制作会社を経て、執筆活動へ。『空を見上げる古い歌を口ずさむ』で第29回メフィスト賞を受賞し、2003年作家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おしゃべりメガネ

216
「バンドワゴン」シリーズの道産子作家さんで、自分にとっては(多分)著者の短編集は初となりましたが、とてもスッキリした作品でした。いい意味でアッサリと、そしてサラッとしていて、とても読みやすく、しかしながら文章のひとつひとつが時折、とても深く感じるコトができました。あらゆる趣向をこらした作品群で、いろんな角度から著者の才能を堪能できます。感動はもちろん、ファンタジーなココロ温まるストーリーも多く、ちょっぴりホラー?に思えてコメディタッチなモノもあり、アッという間に読み終えて、至福な読書時間となりました。2014/05/10

紫 綺

103
小路さんには珍しい短編集。どの作品も氏の長編に繋がっているのが興味深い。私が好きな作品は「林檎ジャム」。どの作品も子どもの暗闇部分、かなしい要素を含んでいるが、この作品は芯からフワフワッと幸せな気分になるからだ。大人版の短編集もぜひ読んでみたい!!2014/01/05

ゆみねこ

86
少年少女が主人公の短編が11編。「林檎ジャム」・「Fishing with My Brother」・「コレッタの夏休み、冬休み」が特に好みでした。やはり長編の方が小路さんの良さが出るかな?2020/07/16

寂しがり屋の狼さん

76
心温まる〜💞(⁠◕⁠ᴗ⁠◕⁠✿⁠)夢、希望、恐れ、孤独、友情…ときに切なく、ときにほのぼのと、子供と大人たちの間に起こる様々なドラマ。『東京バンドワゴン』の少路幸也が綴る11の物語。2022/12/04

ひめありす@灯れ松明の火

73
ちょっとだけ小路さんだったり、なりかけの小路さんだったり、すごく小路さんだったりして、少しずつ作風が現在のものに近くなっていく様子がよくわかりました。ドこの年代が好き、と言う訳でなくどれも好きです。お気に入りは『トーストや』『林檎ジャム』あと外国の女の子が出てくるお話。小路さんの描く大人達はちゃんと大人な所が素晴らしいなあと思います。こういう大人に見護られて育つと、すくすくと成長した良い子ども達になって、そしてまた真っ当な大人になって次の子どもを育てていく。それが本当なら世界は何て優しい物になるんだろう。2014/03/25

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