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ちくま文庫
日本凡人伝 (増補)

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  • サイズ 文庫判/ページ数 365p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784480430397
  • NDC分類 281.04
  • Cコード C0195

内容説明

いつも道で挨拶する隣人は、もしかすると自分によく似た、鏡の向こうのあなたかもしれない―。市井人の日常にこそ面白さが満ちている。人の死期が臭いでわかってしまう化粧品会社の調香師、鉄道のダイヤを組む「スジ屋」ら、凡人たちの非凡な人生に迫る。独特のインタヴュー形式の取材と構成でノンフィクション界に新風を吹き込んだ著者の出世作。待望の増補決定版。

目次

暗い日曜日
“田植え”の秘密
キョーフの臭才感覚
去れどわれらが日々
火事場インタヴュー入門
一一,五〇六頭のブルース
乗りかえ哲学
いつもの身の上話
俺の消しゴム
嗚呼、ルネッサンス
明るいナショナリスト
栄光からの脱出
月月火水木金金
日本のフリークスランド
死刑囚は我が師なり
素晴らしい死を迎えるために

著者等紹介

猪瀬直樹[イノセナオキ]
1946年長野県生まれ、作家。87年、『ミカドの肖像』で大宅壮一ノンフィクション賞、96年、『日本国の研究』で文藝春秋読者賞をそれぞれ受賞。小泉政権下で道路公団民営化推進委員を務め、道路公団の民営化を実現。06年10月に東京工業大学特任教授、07年6月には東京都副知事に任命される。12年12月に東京都知事に就任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

yokmin

12
タイトルが良すぎ。2020/11/13

壱萬弐仟縁

5
○と●で対話が進む。プラザ合意やバブル期ぐらいの話なので、ぴんとこない話もあるかもしれない。評者は中学、高校生の頃の話。トンネルでも平気なのは人間とネズミ(137頁下段~)。原発では違ったが。山田忠氏は長野高校で9人制バレーをしていたようだ(197頁~)。初出の時代がふた昔ぐらいの昭和時代なので、あまりしっくりこないのは残念なところ。評者も凡人中の凡人。インタビューして書くという手法は学びながら、先進的な活動をしている人に話を聴く機会は作っていこうと思った。2013/05/26

はち

2
都知事のインタビュー集。どこが凡人かつっこみたくなる人ばかりだったが。2013/03/23

オブ犬

1
猪瀬直樹が市井の様々な職業の人にその生い立ちや生活をインタビューしたものを集めた1冊。この文庫版が発行されたのはごく最近だが、元となるインタビューは1980年代のもので、何らかの形で戦争を経験した人が多かったり、時代を感じる。タイトルにあるほど凡人ではないが、なかなか表には出てこない特殊な職業の人の話としては面白い。色々時代を感じるところを受け入れられれば良い本。2016/10/16

Kazuki Eguchi

1
1980年代に、現在の東京都知事 猪瀬直樹が有名でもなんでもない「凡人」に仕事の話をインタビューしてまとめた本です。 僕たちは普段、当たり前のように仕事をしていますが、自分たちが気にも留めない日常的な部分こそ他の人から見ると面白いのではないかと思います。 ・死臭を嗅ぎ分ける調香師 ・11506頭の鯨を仕留めた捕鯨砲手 ・死刑囚からお別れの手紙をもらう刑務所長 あたりの話が面白かったです。2013/04/27

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