ちくま文庫<br> 移行期的混乱―経済成長神話の終わり

個数:
  • ポイントキャンペーン

ちくま文庫
移行期的混乱―経済成長神話の終わり

  • 平川 克美【著】
  • 価格 ¥836(本体¥760)
  • 筑摩書房(2013/01発売)
  • ゴールデンウィーク ポイント2倍キャンペーン対象商品(5/6まで)
  • ポイント 14pt
  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2024年04月29日 22時48分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 318p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480430250
  • NDC分類 332.107
  • Cコード C0136

出版社内容情報

人口が減少し超高齢化が進み経済活動が停滞する社会で、未来に向けてどんなビジョンが語れるか? 転換点を生き抜く知見。

内容説明

「問題なのは成長戦略がないことではない。成長しなくてもやっていけるための戦略がないことが問題なのだ」―人口が減少し、超高齢化が進み、経済活動が停滞する社会で、未来に向けてどんなビジョンが語れるのだろうか?「見えているはずなのに見えていなかったもの」に目を凝らし、網野善彦、吉本隆明、小関智弘、エマニュエル・トッドらを援用しつつ説く、歴史の転換点を生き抜く画期的知見。

目次

第1章 百年単位の時間軸で時代の転換期を読み解く
第2章 「義」のために働いた日本人―六〇年安保と高度経済成長の時代 1956‐1973
第3章 消費の時代の幕開け―一億総中流幻想の時代 1974‐1990
第4章 金銭一元的な価値観への収斂―グローバリズムの跋扈 1991‐2008
第5章 移行期的混乱―経済合理性の及ばない時代へ
終章 未来を語るときの方法について
付録 「右肩下がり時代」の労働哲学(鷲田清一×平川克美)

著者等紹介

平川克美[ヒラカワカツミ]
1950年東京生まれ。1975年早稲田大学理工学部機械工学科卒業。渋谷道玄坂に翻訳を主業務とするアーバン・トランスレーションを設立、代表取締役となる。99年、シリコンバレーのBusiness Cafe,Inc.の設立に参加。現在、株式会社リナックスカフェ代表取締役。立教大学大学院ビジネスデザイン研究科特任教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

浅香山三郎

17
著者も断るやうにあくまで現状認識について書かれた本。人口が減少し、経済成長が止まるといふことについては、多くの識者が書いてはゐるけれども、人々の心性の変容についても考察する。人々の心性の変容過程を追ふと、社会の包容力の貧困化も顕著になつたことがわかる。確かに、「○○すべきだ」といふ答へは書かれてゐないが、これからの社会がどういふ社会かを知る上では読まれてもよいだらう。忙しい人は、平川さんと鷲田さんの対談だけでもよいかも。2016/05/28

Francis

14
5年間積読してた本。人口増加、経済成長を続けていた日本社会が今は人口減少、低成長期を本格的に迎えつつある移行期であり、それゆえに混乱しているのだ、とのが言うのが趣旨。社会の移り変わりを人間の成長と重ね合わせてこれから成熟期を迎える社会について戦後の労働感の変遷と合わせて考察。ただ著者の議論の常らしいが、状況を客観的に考察するだけで対策を考察するに至らないのは解せない。人口減少下でも経済成長の余地があることを示したアベノミクスや成熟社会を迎えてもある程度の出生率を確保できている北欧諸国を見ると尚更そう思う。2018/08/14

かりんとー

9
(古本)この本の時点より状況は更に悪化している。まだ移行期の途中なのだろうか?一番最後の対談が面白かった。2020/12/13

たびねこ

9
人口減少時代に突入した日本の姿が、一人の生身の老人の姿に見えてきた。それほどリアルに描かれている。だからといって悲観することはない。老人なりの幸福な時間があるはずである、というのが著者のいわんとすることの一つだろう。2015/01/11

Katsuto Yoshinaga

8
少子化傾向の原因を、将来の不安/経済的な不安/社会的な不安と推論し、経済的な支援策や経済成長戦略が10年以上も策定され続けている。この推論にずっと違和感を感じ、経済成長という言葉に不信感を抱いていた。なにかで「問題は成長戦略がないことではない。成長しなくてもやっていけるための戦略がないことが問題だ」という著者の言葉を読み、本書を手に取った。経済と政治の戦後史と民主主義の捉え方、かつての街頭デモは仲間が集う祝祭のようだったという感じ方等々、小熊英二氏の評論と近似していて面白く興味深い。(コメに続く)2024/04/18

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/5688136
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。