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ちくま文庫
珍奇絶倫 小沢大写真館

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  • サイズ 文庫判/ページ数 342p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480422668
  • NDC分類 049
  • Cコード C0195

内容説明

俳優にして写真屋のセガレ、小沢昭一による、写真+取材集。いわゆる特殊浴場、ゲイボーイショー御一党、レズビアンスナック従業員、阿鼻叫喚のストリップ・ショー、路傍の珍看板、旧・赤線地帯…現場に足を運んでファインダーを向け、さまざまなソノ道の達人にインタビューし、取材する。昭和の「色」の世界を微に入り細をうがって撮りまくり、聞き込んだ貴重な記録。

目次

写真屋の父と私
記念写真
東京ゲイボーイショーこもごも語る
一条さゆりさんの魂
トルコ嬢アンケート
人物アルバム
レ痔ビアンショー
“残酷”入門―団鬼六氏に聞く
人肌に彫る―彫清(凡天太郎)さんに聞く
スポーツ・ヨシワラ
看板・はり紙
つわものどもが夢の跡
吉原・女郎屋の証言
パンツーマンの傾向と対策 山内俊一さんに聞く
写真のどこが面白い―細江英公さんと
風景

著者等紹介

小沢昭一[オザワショウイチ]
昭和4年、東京生まれ。早稲田大学卒業。俳優座養成所をへて、昭和26年俳優座公演で初舞台。以後、新劇・映画・テレビ・ラジオと幅広く活躍。一方、民俗芸能の研究にも力をそそぎ、レコード「日本の放浪芸」シリーズの製作により芸術選奨を受賞。著作活動も、著書「ものがたり 芸能と社会」(新潮学芸賞)など多数。平成6年度、紫綬褒章受章。平成12年「紀伊國屋演劇賞個人賞」「読売演劇大賞優秀男優賞」を受賞。平成13年度、勲四等旭日小綬章受章。平成17年、朝日賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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はちてん

18
写真館の一人息子だった小沢昭一の写真とエセイと対談。あのトマソンが品行方正であるなら小沢写真館はパンチラ。一条さゆり、トルコ、赤線、ストリップショーはては『レ痔ビアンショー』。バンザイである。小沢昭一面目躍如の一冊。この人の語りはラジオ番組でお馴染みだが文章も軽妙洒脱。昭和一桁東京生まれのインテリ。 巻末の筑摩書房編集部からのコメントが泣かせる。 平成の今、アングラで世間様には気兼ねしていたモノドモが、お天道様の下に晒され認められた感があるけれど、これってサッパリ面白くない。小沢昭一の見た撮ったまがまがし2012/09/09

駄目男

15
かれこれ40年以上前のことだが、仕事帰りにカーラジオで『小沢昭一的こころ』という番組をよく聴いていた。小沢昭一という人は落語家ではないが、めっぽう話術に長けた人で、何でもないような話を面白く聞かせる天才のような人だった。俳優どころかエッセイストとしも才能があり、放送大学客員教授、日本新劇俳優協会会長と多彩な人物だ。個人的なことを言うと、男女問わず私は年上の人が好きで、戦中派以上の人の書く文章や俳優さんが好み。私の知らない時代の話を聞きたいのである。寅さんみたいに江戸弁や言い回しが語られればなお宜しい。2023/08/09

ふろんた

13
1960-70年頃の色の世界にいる人のインタビュー集。資料として大変貴重。トルコ嬢は強気なんだかウブなんだか。今となっては、情報の入手が容易なので、蓋を開けて初めて知るドキドキ感はなくなってるなあ。2014/06/02

職商人

5
私は「小沢昭一的こころ」が大好きです。私は何故かわかりませんが1930年から1936年生まれの方々の影響を受けています。波長が合います。若かりし頃、師と仰いだ方々がその年齢だったのです。小沢さんもその一人です。こういう軽妙な語り口と、目線、常識人が顔をしかめるような場所を探索する。写真屋の倅なのに写真とは縁がなかったのに、突然目覚めて、父親とは全く別な写真を撮り始める。それが面白い。伝説の一条さゆりさんの舞台、観たかったな・・・・。私は意気地がなくて、ついぞ、行ったことがない。無念。2012/08/23

イースクラ

2
昭和40年代の夜の街に生きた人達のインタビューや写真は教科書には載らない貴重な歴史資料。2021/06/10

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