内容説明
誰かを好きだと言ってしまいたくて、誰かを嫌いだと言ってしまいたくて、でも、それがとても恐いことを招きよせてしまうような気がして―。甘えと優しさが毀れると、その向こう側には闇と憎悪がぽっかり口をあけている。サイモンとガーファンクルの名曲にのせて、80年代の「青春」の重さを描く15の物語。
著者等紹介
橋本治[ハシモトオサム]
1948年3月東京生まれ。東京大学文学部国文科卒業。’77年『桃尻娘』で講談社小説現代新人賞佳作。以後、小説・評論・古典の現代語訳・エッセイなど、精力的に執筆活動中。’02年『「三島由紀夫」とはなにものだったのか』で小林秀雄賞、’05年『蝶のゆくえ』で柴田錬三郎賞を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ぜんこう
1
題名に惹かれて読んでみました。この「サイモン&ガーファンクル グレイテスト・ヒッツ」、僕はアルバム(LP)で持ってます。その全曲を題材にした小説集。 青春がつまってるのはいいんですが、最近、星新一や伊坂幸太郎を読んでるせいもあるけど、ちょっと文章がくどく感じました。 アメリカのドライな風が、この本では日本の梅雨時の湿った風になったような感じで、なんか読んだあと疲れた~。2012/04/10
Takeshi Sano
0
おーもしろかったぁ~2014/02/20
hiratax
0
(20060504)GWの実家帰省で読んだ。青春小説群。小林よしのりと筒井康隆のファンで祖母を殺して自殺した早稲田の付属高校生だった少年をテーマとした章などがある。 2006/05/04
笠井康平
0
青春の青春の青春の書!2011/08/20