ちくま学芸文庫<br> アタリ文明論講義―未来は予測できるか

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アタリ文明論講義―未来は予測できるか

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  • サイズ 文庫判/ページ数 256p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480097514
  • NDC分類 304
  • Cコード C0120

出版社内容情報

文明の浮沈は常に先を読む力に左右されてきた。混迷を深める現代社会にその力はあるか──。EUの予言者と称される碩学が予測術を軸に語る文明論。

ジャック・アタリ[アタリ,ジャック]

林 昌宏[ハヤシ マサヒロ]

内容説明

予言・予知・占い…古来、権力者は未来を知ることに取り憑かれてきた。それを迷信と嘲笑うことはできない。あらゆる個人、国家、文明の浮沈はつねに先を読む力に左右されてきたのだ。だが、ますます混迷を深める現代文明でいかにして予測は可能なのか。われわれは未曾有の事態にどう立ち向かえばよいのか―。『21世紀の歴史』『国家債務危機』など数々の著書で予測を的中させ「EUの予言者」と称される経済学者が自身の未来予測の手法を開示、文明の行方を読み解く特別講義。文庫オリジナル!

目次

第1章 天の予言、神々の権力(民衆の未来を語る;未来の全体像を解読する;未来のエッセンスを暴き出す;なぜこれらの予言テクニックをいまだに信じるのか)
第2章 時間を操る、人間の力(予言から逃れる―自由と恩寵;天気予報;高まる時間の価値―思索と予想;“歴史”の意義―長い時間;予測術を身につけるための四つのメソード)
第3章 偶然を制御する、マシンの威力(モデル―シミュレーション、予測、予言;偶然性に回帰する;予言する独裁者)
第4章 私の未来予測(自分自身の未来を予測する;身近な人や見ず知らずの他人の未来を予測する;企業の未来を予測する;国の未来を予測する;人類の未来を予測する)

著者等紹介

アタリ,ジャック[アタリ,ジャック] [Attali,Jacques]
1943年アルジェリア生まれ。パリ理工科学校を卒業、1981年大統領特別顧問、1991年欧州復興開発銀行初代総裁。1998年に発展途上国支援のNGOを創設

林昌宏[ハヤシマサヒロ]
1965年愛知県生まれ。翻訳家。立命館大学経済学部卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ラウリスタ~

16
原著で。語学力のなさを棚に上げるとして、ちっとも面白くない。第一章「天からの予言、神々の力」は古今東西の「占い」を列挙。第二章「時の制御、人間の力」では、18世紀の啓蒙の世紀からの占い、運命の否定と人間の自由意志、そしてイスムによる発展的歴史観について。第三章「運の制御、マシンの力」では、大きな物語の終焉と棋士を打ち負かすAIに代表される新しい未来余地の出現。第四章「どうやって未来を予見するか」はなんか自己啓発本か就活の自己分析みたい。なにを専門としているのか分からないタイプのぼんやりした本。2016/11/16

ラウリスタ~

9
原書で一度読んだことがあるが、この和訳では初めて。やはりその時の印象は変わらない。1から3章まで、漫然と、なんの一貫性もなく、これまで人類が未来を知ろうと行ってきた予言や占いについて触れた後で、あたかもその延長線上であるかのように、「未来について常に予測しようと努力しよう(コンピュータに任せずに)」という妙にポジティブなスローガンで締めくくられる。194ページからの10ページだけを読めばいい。アタリは「予言者」扱いされる人らしく、そのひとの未来予測のメソッドを学びたい、というファンにはいいかもしれない。2019/12/21

GASHOW

7
なぜ、アタリは今、未来予測の方法の本を書いたのか。ビッグデータのAIによる予測時代がはじまるからだろか。未来予測は、天気予想や占星術もそうであるように既に様々存在する。アタリは、その予測を持つ能力をあたえようとしている。金言なのだろう。しかし、その通り実践して得ることができるかどうかの予測がつかないところから、一休さんのトラの油の話を思い出す。2016/10/26

めだか

6
「怠惰は予見の最大の敵だ。予測は自由の最良の見方だ。」大昔から人類は未来を予測することを求めてきた。占い、迷信、経験則から科学的な統計、ビックデータへと未来予測の歴史から始まり、アタリ流予測方法を最後に述べている。2017/01/17

根本隼

3
第4章以降だけでいいかなと個人的には思いました。「われわれ各自は人類全体としてコンピュータの観察対象にすぎない存在になり〜」というあたりの記述はさすがに鋭いなあと2020/04/18

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