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ちくま学芸文庫
日本の百年〈9〉廃墟の中から―1945~1952

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  • サイズ 文庫判/ページ数 580p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480090799
  • NDC分類 210.6
  • Cコード C0121

内容説明

開国以来、日本の歩んできた100年、そこに生きた人々、当時の雰囲気、世相風俗を浮き彫りにした、臨場感あふれる迫真のドキュメント。公式記録や史料、体験談、新聞、雑誌、回想録、流行歌にいたるまで多方面から取材し、時代の種々相を写し出した記録現代史全10巻。復刊を待望された名著の文庫化。第9巻は、敗戦直後の想像を絶する経済的窮乏と精神的貧困の時代。同時にまた、日本歴史始まって以来、最も可能性に満ちた時代でもあった。見わたせば一面焼野原、降り注ぐ陽光、そして解放感。引揚者、もと特攻隊、ヤミ屋、戦災孤児、多様な民衆が廃墟の中でさまざまな未来像を描いて必死に生きる。

目次

無風地帯の記録
第1部 未来像の創造(マッカーサーが来た;死をとおして国家の復活を;人民管理;日本の予言者たち;よみがえる共同体;新しい憲法が生まれた)
第2部 占領されるということ(占領軍の肖像;実力者のすげかえ)
第3部 世界の流入(やみ市をとおって;引揚者のもってきた世界)

著者等紹介

鶴見俊輔[ツルミシュンスケ]
1922年、東京生まれ。1942年、ハーヴァード大学哲学科卒。交換船で帰国後、海軍嘱託としてジャカルタ在勤武官府勤務。46年、丸山真男らと『思想の科学』を創刊。65年、小田実らとベ平連を結成。京大助教授、東工大助教授、同志社大教授を経て70年より著述業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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がんぞ

6
序章は太平洋戦争末期(昭和20年、山下清は21歳で放浪しつつ空襲の惨禍を見て…)~38頁/このシリーズは明治百年の時点で日本の近代化を検証する意図で第1巻『新しい日本』1952~60年、で開始されたが、続くこの巻では、被占領時代の米軍の蛮行醜行を「民主化のプロセス」と強弁している。「農地解放」はソ連委員の意見を一部取り入れて徴兵された家まで「不在地主」とする徹底的なものとなったし、「新憲法発布」「婦人参政権」を喧伝するが、ヤンキーが民家に侵入して暴行、殺された人は2536名、傷害3012名。RAA調達局書

がんぞ

1
国語改革と「平和教育」(治安維持法は現職教師を逮捕しなかった、教師の権威を保つため?もちろん戦後は教師に従軍関係者は公職追放)で日本を解体して中国人(キリスト者・蒋介石の政権)、朝鮮人(狂犬安重根を始め偽大統領李承晩などキリスト者が多い)のものにしようとした。ヤンキーにとって日本は太平洋を挟んだ隣国。であるから弱国であるのが望ましい、と言うより亜・中国との認識しかなかったろう。ロシア(スターリン政権)にとって尚のこと/キリスト者賀川豊彦は「一億総懺悔」のスローガンを作ったが、「戦争協力」の汚名を着せられた2017/06/27

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