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ちくま学芸文庫
日本の百年〈1〉御一新の嵐

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  • サイズ 文庫判/ページ数 450p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480090713
  • NDC分類 210.6
  • Cコード C0121

内容説明

開国以来、日本の歩んできた100年、そこに生きた人々、当時の雰囲気、世相風俗を浮き彫りにした、臨場感あふれる迫真のドキュメント。公式記録や史料、体験談、新聞、雑誌、回想録、流行歌にいたるまで多方面から取材し、時代の種々相を写し出した記録現代史全10巻。復刊を待望された名著の文庫化。第1巻は、近代日本の最大の転換点、明治維新期。1853年、ペリー率いるアメリカの黒船が浦賀に来航、200年以上におよんだ鎖国が破られ、日本の歴史の軸は大きく変わってゆく。時代に先駆けた人々、取り残された人々のドラマ。日本人はそこに何を見たのか。この変革で何が達成され、何が亡びさったのか。

目次

東西南北
第1部 新しい力(黒船以後;戊辰戦争)
第2部 明治維新(四民平等;文明開化)
第3部 とりのこされた人びと(反乱)
昔も今も

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

壱萬弐仟縁

4
「外国を旅行するという、百年後の今日ではそれほどたいしたこととも感じられない行為が、開国後十年あまりしかたっていないころの日本人にとっては、頭のなかみを入れかえてしまうほどの大事件だった」(262ページ)という。それはそうだろう。異文化との接触は、自国内でしか行われてこなかったからだろう。鎖国からの開放はそれだけ、自由だからこそ、客に違和感がありすぎたか。そして、現代はTPPという黒船が来航しそうだ。これを阻止しなければ、我々の社会や文化は相当程度、改変されるのは見えている。次の選挙は転換点で極めて重要。2012/11/30

勝浩1958

1
とても味わい深い史実が掲載されている。5・15事件で暗殺された総理大臣犬養毅が青年記者として西南戦争の従軍記を書いていたのだ。 終章での100歳以上の人から聞き書きした話も、その当時を髣髴とさせる臨場感に満ちたものばかりであった。 なかなか歴史の表舞台に出てこない事実が垣間見れて、有意義であった。2011/07/23

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