ちくま学芸文庫<br> 新宗教の解読

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ちくま学芸文庫
新宗教の解読

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  • サイズ 文庫判/ページ数 337p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480082732
  • NDC分類 169.1
  • Cコード C0114

内容説明

社会の矛盾や歪みを映し出し、また民衆の欲求を吸いあげる新宗教。天理教、創価学会から幸福の科学、オウム真理教にいたるまで、時代や社会を反映する「近代日本に出現した新しい宗教システム」としての新宗教を読み解き、宗教史的・社会学的な観点で洞察する。新宗教はなぜ生まれ、どのような道をたどってきたのか…150年にわたり激しく息づき、現在もなお多様な活動を展開しているこれらの現象を追究・分析する。「混迷の時代とオウム真理教」を加筆。

目次

1 新宗教はアブナイか
2 新奇なるものの宿命
3 憤る人と魅せられる人
4 突然変異細胞の出現
5 病のメタファ
6 変貌の表と裏
7 増殖と既成化
8 大型教団への道
9 異文化への挑戦
10 宗教情報ブームの時代
11 新機種まがい
12 衝撃の正体
13 混迷の時代とオウム真理教

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

急性人間病

1
新宗教の「新」は旧ではないことを意味しないし、それらはバカを騙す商売どころかある程度の文化環境の整備抜きには成立しない(だからインテリも信仰するしインテリも立教する)というのをしっかり押さえるのによい本。オウム真理教と、“体系を欠いた情報の氾濫”という時代性の相関を捉えている辺りもそれなりに腑に落ちる。かつて祭典や生活儀礼によって各人のそれが磨かれていた“信仰に対する感覚”は、今どう手に入れられるのだろう。われわれはもう少しうまく、宗教してみてもいいのかもしれない…もしくはもうそれなりに、うまくやってる?2023/07/06

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