感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
amanon
0
基本的にマルクスの影に隠れて、その経歴や思想がなかなか表に現れなかったエンゲルスを正面から取り上げたということで、かなり画期的な一冊。ただ惜しむらくはこの仕事が頓挫してしまったこと。個人的にはマルクス死後のエンゲルスの仕事やその思想と、晩年のあり方まで知りたかったのだが。しかし、そこまで書くとどれだけ膨大な紙数を費やすことになることか…?評伝的な記述はかなり面白く読めたのだが、終盤『ドイツ・イデオロギー』成立の過程に関する章は、正直言って読み進めるのが辛かった。このあたりはマル・エン・オタクの領域か?2011/11/23
川野隆昭
0
#1785-8-232020/01/15