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ちくま新書
介護入門―親の老後にいくらかかるか?

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  • サイズ 新書判/ページ数 222p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784480065384
  • NDC分類 369.26
  • Cコード C0236

出版社内容情報

誰もが避けて通れない介護。その制度は複雑になり、いざ使おうとしてもわかりにくい。現場の声をもとにして介護の仕組みを解説する。

内容説明

老老介護、介護殺人、介護自殺など介護にまつわる事件が後を絶たない。介護保険が施行されてから一〇年経つが、事態はなんら改善されてはいない。それでも、超高齢化が避けられない現在、誰もが介護に直面することになる。では、どうすれば安心して介護生活を送ることができるだろうか。数多くのインタビューによって現場の声を丹念に拾い上げ、わかりにくい介護の仕組みを解説する。

目次

序章 介護は危機的状況だ!
第1章 介護保険を使うには
第2章 いくらかかるの?介護の値段
第3章 どこまでが介護、どこからが医療?
第4章 認知症をともなう介護
第5章 あなたを介護する人はどこにいる?
終章 介護崩壊の危機を避けるために

著者等紹介

結城康博[ユウキヤスヒロ]
1969年生まれ。淑徳大学社会福祉学部卒業後、法政大学大学院修士課程修了(経済学修士)、同大学大学院博士課程修了(政治学博士)。地域包括支援センター及び民間居宅介護支援事業所勤務経験を持つ。現在、淑徳大学准教授。専門は社会保障論、社会福祉学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

壱萬弐仟縁

3
介護難民もだが、なんとか難民ということばは、当事者からして心証を害する。なぜなら、好きで難民をやっているわけではなく、不条理な理由でなってしまったケースもある。就職難民というのを市の分館図書室の書棚にあったので、外させたのは評者である。逆に、就職関係の情報の本であっても、積極的に調べる気は失せるというものだ。一般人にとって、介護も積極的にできるようなことでもない。できれば避けて通りたいが、そうも言っていられない。老後は1000万円必要(094ページ)。貯金はそれだけ必要。無縁社会、孤独死、無業で貯まるか?2013/02/20

脳疣沼

1
本書出版時からどれほど改善されたのかしら。消費税はちょっと上がったけど、高齢化してるので負担の自然増を考えれば、悪化してる可能性が高いか。他の本を読んでみよう。増税の必要性がひしひしと。2016/10/12

シン

0
よくまとまっていてわかりやすい。が、特に目新しいことはなかった。2010/04/08

german-ger

0
2009年の状況でまとめているので、ハード面の情報は古い(サービス付き高齢者住宅はまだない)。しかし、介護を取り巻くソフト面の状況は悪化している印象。一方で、育児から介護まで経済活動に組み込まれ、個人はその費用ねん出のために稼ぐことを強いられる、そんな社会がよいのかか?と疑問。もちろん、昔の三世代で女性に無料奉仕を強いる生活はよくないが、各人が少し我慢して寄り添ったり、やりたいことを減らして血のつながった人のために時間を割くだけでお金をかけずに賄え、子供や高齢者も幸せになれる可能性が増えと思うが・・・。2014/06/05

Sanchai

0
3年以上積読にしていた本。自身ケアマネから大学准教授になられた方なので、現場感覚は持っておられて、役人が鉛筆を舐めて行った制度改編に対する評価には厳しいものもある。制度の解説なので、時間が経てばどうしても情報が古くなるのは否めない。持論を補強するために現場の当事者にインタビューを試みておられるが、インタビューに臨むにあたっての問題意識まで冒頭で明記しておいていただけると、もっと理解しやすかったかもしれない。政権もまた自民党に替わったことだし、そろそろ次の1冊を書かれるのではないかと思う。2013/02/18

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