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ちくまプリマーブックス
救急医、世界の災害現場へ

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  • サイズ B6判/ページ数 200p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784480042477
  • NDC分類 K498
  • Cコード C0347

出版社内容情報

第48回青少年読書感想文全国コンクール「課題図書」

目次

出会い
医療協力への目覚め
国際救急医療チーム誕生
エチオピア干ばつ災害
アメリカの救急医療
メキシコ大地震の教訓
カメルーンの有毒ガス災害
サンフランシスコ地震
イラン地震の場合
クルド難民キャンプ
阪神・淡路大震災
エピローグ

著者等紹介

山本保博[ヤマモトヤスヒロ]
1942年東京生まれ。日本医科大学大学院医学研究科修了。現在、日本医科大学救急医学科教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ネコタ

10
救急医として海外の災害現場に派遣されてきた医師が見たこと考えたことを書いた。派遣されたといってもそのきっかけは自身が医学生の頃に海外に安く行くにはどうしたらいいかといったこと。その心構えからして素晴らしい。設備や機材の乏しい災害現場での対応、文化の違う海外での順応といったことがやっぱり大変そう。医師の派遣を始めたころは日本はスピード感がなかったらしい。国境なき医師団などのほうが早かった。トリアージはナポレオンの軍隊が使い始めたらしいという豆知識。第48回青少年読書感想文全国コンクール課題図書高校の部。2016/07/31

はるな

9
世界各地の災害現場に赴き、救急医療を行ってきた著者。彼が派遣先で体験した出来事や救急医療の在り方等について考えたことが書かれてます。被災者たちの写真も載ってて、なかには目を背けたくなるようなものもあった。災害が起こらないのが一番だけど、もし起きてしまった時に一人でも多くの人を救うために、救急医療は大事なんだなと思った。最初の章に出てきた青年・コーンや、著者のことを父親のようだと言った少年・マオールのように、命を救われることで希望を見いだせる人がいるはず。これからの体制整備が重要ですね。2019/01/26

えりんぎ

3
災害医療や取り巻く世界情勢にあまりに疎かった自分が恥ずかしく思われた。2001年刊なのでその後体制なども年々進歩しているであろうし、常に関心を持ち、出来ることに取り組んでいきたい。2012/06/21

masa

1
少し古い話だけれど。 カンボジア難民、エチオピア干ばつ、メキシコ大地震、カメルーンの有毒ガス災害、サンフランシスコ地震、イラン地震、クルド難民キャンプ… そして阪神淡路大地震。 いろんな場所のいろんな災害の救急医療の話。 勉強になる。

亀千代1975

1
被災者の家族をもつ自分に身に沁みます。日本医科大学救急医学科の山本先生、2001年発刊。カンボジア難民のキャンプ、エチオピア干ばつ災害、メキシコ大地震、カメルーンの有毒ガス災害、サンフランシスコ地震、イラン地震、クルド難民キャンプ、そして阪神淡路大震災の体験集である。2011年の東日本大震災後の今だからこそ読みたい一冊。「温故知新」、「災害は忘れた頃にやってくる」、「必ずまら天災はある。予知よりも少ない被害を」。2012/06/11

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