ちくま文庫<br> 春情蛸の足―田辺聖子ロマンス館〈2〉

  • ポイントキャンペーン

ちくま文庫
春情蛸の足―田辺聖子ロマンス館〈2〉

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 314p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480036476
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

高級なモンが食べたいわけやない。おでん、きつねうどん、すきやき、お好き焼き、くじら、たこやき…なのになかなか理想の味に出会えない。せつない。それだけに、それに出会えたときのしあわせ、気の合う異性と顔寄せて「うまいなあ」と言葉かわしながら食べるときの心の弾みは…。人生練れてきた年頃の男の切なさと心ときめきを描く、極上の連作小説集。

著者等紹介

田辺聖子[タナベセイコ]
1928年、大阪生まれ。樟蔭女専国文科卒業。64年『感傷旅行』で芥川賞受賞。以後精力的に書きつづけ、87年『花衣ぬぐやまつわる…』で女流文学賞を、93年『ひねくれ一茶』で吉川英治文学賞を、98年『道頓堀の雨に別れて以来なり』で読売文学賞、泉鏡花賞、井原西鶴賞を、受賞。95年に紫綬褒章受賞、2000年文化功労者に選ばれる
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

*こころ*

3
熟したお年頃なフツーのおっさん、ほっこりした関西弁、安くてうまい大阪の味。 あー、ええなぁ。 田辺聖子作品はやっぱおもろい。 ほどよくこってりで後口すっきり、ふわぁ~んと甘みが残る読後感。 またもう一冊読みたくなる。 なんやうまい酒も飲みたなるわ。2017/08/22

oriori

1
大阪弁が苦手なので最後まで慣れなかったけど、美味しそうな描写はすごーく伝わってきた。2018/03/02

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/367634
  • ご注意事項