ちくま文庫<br> 英国に就て

ちくま文庫
英国に就て

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  • サイズ 文庫判/ページ数 280p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480029034
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0195

目次

象徴
英国昨今
英国紀行
英国の文化の流れ
英国の形
ヴィクトリア風
英国の絵
英国の四季
英国人について
常識
英国のクラブ
ロンドン
ロンドンの公園廻り〔ほか〕

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

奏市

9
勉強になりかつ楽しい読書となった。日常生活、酒、旅などの篇はさらっと読める感じだったが、文化論、芸術論等は前提知識が乏しく言回しが独特で難しい部分もあった。公園を中心としたロンドンの紹介文は、地図を見つつ散策気分で楽しく、是非行ってみたくなった。当時のマンチェスターでは酒屋でウイスキーは1人1瓶しか買えない決まりだが、一回外に出てまた入ってくればまた1瓶買えるとの妙な規則があったと。英国は良い素材に拘るから料理が大したものがない、フランスは素材に恵まれない時期多かったのでは料理法発達したとの比較も面白い。2021/11/29

おはぎ

3
英国の在りし日の姿がわかる本。各種公園の紹介を吉田健一が書くというのは実に豪勢な感じがして、実際に行ってみたくなった。似たことが繰り返し語られているのも、そこがキモなのだなと思わせてくれて個人的にはいい。2023/10/01

DEN2RO

2
英国と英国人、そして英国文化についてざっくばらんに語られたエッセー集です。先入観や固定観念、また不要かつ愚鈍な理想化がない、普段着の英国紹介です。旅行と食事、特にビールとお茶に関する話が興味をそそります。生活を毎日楽しむところに英国人とその文化があるのでした。2009/06/13

佐藤-孤高の賢者-楓

2
文章が少し読み辛いけど、なぜか時々読み返したくなる。健一先生の博学と飲兵衛の両面が垣間見える2011/03/20

のんき

2
それまで本に収録されなかった文章のうち英国について書かれたものを集めたもの。従って同じ事が何度も出てきたりするのだけれど、知らないことは書かないという姿勢が逆によく見えてくるように思った。で、クラブについても何度か出てきて、そこが息抜きの場であるということが書かれていて、はじめはふーんと読み流したのだけど何度か出てくるうちにあれ?となってきて…。吉田健一ってそういう人だったの??考えすぎ??2010/06/15

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