感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
優希
78
死んだ恋とでも言うべきでしょうか。語り手の元を去ったアルベルチーヌ。それにより、強められる執着と突如もたらされる永遠の別れ。感情は高ぶり、蘇り、忘却は避けることすらできません。その想いの中で長い記憶へと旅立っていくように思えました。物語が流れていくというより感情と憤怒が体に染み渡る感覚に陥ります。いよいよ最終巻。どのような表情を見せてくるのでしょう。2018/05/19
mii22.
47
この巻ではアルベルチーヌを失ってしまった「私」の彼女への回想が延々と語られる。「私」の知らなかったアルベルチーヌの姿を追い求めた結果、アルベルチーヌへの愛情、疑念、妄想そして後悔の気持ちも彼の生活のなかで起こったいくつかの事件とともにいつしか忘却へと変化していく。中盤までの悶々とした死んでしまった恋に想いを巡らすところから、後半では驚きの連続で大きく動きをみせる。貴族の時代の翳りや時代の移ろいその変化に戸惑いと倦怠と哀愁を感じる。2016/06/20
Ryuko
25
後半のヴェネチアの描写がとても素敵だ。ヴェネチア行きたくなる。前からそうなのだけれど、この「私」って、芸術関係とか自然や風景への考察、描写が素晴らしいのに、やっていることがダメ男くんでギャップあり過ぎ。さて次はいよいよ最終巻へ。。2016/05/05
かふ
22
語り手がアルベルチーヌの情事よりも、アルベルチーヌが情事を隠すことを暴いてみせることに快楽を感じていると。人間の本質に関わることだろうか?神になったような気分なのかな。お前の罪は何でも知っているんだという。でもアルベルチーヌの魔性の方が勝っていた。そして、アルベルチーヌの死によってもはや彼女の本性を暴くことも虚しくなってくる。元総理のことを言っているのじゃありません。アルベルチーヌの思い出でうんざりしていたらジルベルトが出てきて幼馴染のような懐かしさ。もう親戚の叔父さんですね。2022/07/24
meg
17
読んだ私は。2026/03/09




