ちくま文庫<br> 日々の過ぎ方―ヨーロッパさまざま

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ちくま文庫
日々の過ぎ方―ヨーロッパさまざま

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  • サイズ 文庫判/ページ数 287p/高さ 15X11cm
  • 商品コード 9784480025098
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0195

内容説明

スペインに長期滞在するなかで、ヨーロッパの骨格を大づかみにとらえ、かつ、細々とした部分に固有の文化を発見する日々の記録。窓についての考察、広場での思いが、やがてヨーロッパ文化論となりひいては日本論となる。円熟した筆法と若々しい思考にみちた本。

目次

不思議な訪問客
キャンプか、生活か
時計のない空間
ヨーロッパのワン公たち
広場にて
霧のリンボン
南仏昨今
ナポレオンの証文とジブラルタル
スイスという国
日本おみやげ駆動記
マドリード所在私蔵ゴヤ展
サハラ砂漠直行便
神は存在するか
どうしてこう華奢か
カルチュア・ショック〔ほか〕

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

はる

8
日々とは過ぎてゆくものなのだな?どのように過ごすかなどという一種慌ただしく拘ろうとするものでなく。堀田さんのもの言いにそう感じるエッセー。40数年前の彼の前にたち現れることに、どう構えるどう対処するなどあまり意味をなさないのが現実だみたいな、そんな感想。面白かったのが、ブランドを買い漁る人が日本人外国旅行客。ジーンズにVUITTON、コレダを引っさげた姿は階級社会に生きるヨーロッパ人はなんともはや?ne s'est pasですよね!なんて。日本は総中流社会、消費は美徳の社会化完成。2023/02/14

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