ちくま文庫<br> マラカンドラ―沈黙の惑星を離れて

ちくま文庫
マラカンドラ―沈黙の惑星を離れて

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  • サイズ 文庫判/ページ数 274p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480021212
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

サルカンドラ(地球)から、ランサムという言語学者が2人の男に拉致されてマラカンドラ(火星)に行く―。地球よりはるかに古く美しい別世界で、次々にひき起こされる不思議な出来事。香気あふれるファンタジーの名篇。『ナルニア国物語』で名高いC・S・ルイスの神学的SF『別世界物語』全3部作の第1巻。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ニミッツクラス

4
87年のちくまの文庫版初版(420円)。79年に奇想天外社から単行本、01年に原書房から新装版で出た。カバーは奇想天外社が一番良い。訳者は全て中村氏だ。読メでは「沈黙の惑星を離れて」の検索でどれもヒットする。内容は・・ネガティブで申し訳ないが、あまり面白くない。地球の言語学者ランサムが巻き込まれる内惑星トリロジーの導入部で、マラカンドラ=火星が舞台だが・・本書よりバローズの方に軍配を上げたい。神学系ファンタジーとスペオペの違いもあるが、章立てしてない、改行が少ないなどの読み難さもある。★★★☆☆☆ 2015/12/10

ホレイシア

3
やっぱり宗教色はあるが、「ナルニア」のように子ども向けでない分、お説教臭さはない。2008/01/06

2
いかにも言語学者が書いたという感じのSFで、私的には面白かったです。異世界人とのコミュニケーションや精神世界に重きを置いた内容なので、ル・グウィンやカード、セーガン博士の「コンタクト」のような作風がお好きな方にはいいと思いますが、いわゆるサイエンスフィクションを好む方には、あまりお勧めしません。3部作ということなので、残り2つも楽しみです。解説を荒俣宏さんがしているのも、嬉しいサプライズでした。2016/11/01

おだまん

2
20年ぶりくらいに再読。改めて読むとハードSFだなぁ。2014/10/06

Alm1111

1
ネバーエンディングストーリー的な精神世界を描いたファンタジー。表紙絵しか情報がない分、想像力を駆使して読む楽しみがあった。 難を言えば、ラストシーン近く重要な会話シーンがあるのだが、ウェストンら人間が話す片言のマラカンドラ語が全部カタカナで、メッチャ読みにくかったな。2017/10/24

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