内容説明
これでわかった!万能の天才が作った身体と知性を鍛える方法とは!齋藤孝が天才の秘密を読み解く。
目次
第1章 能力開発の達人―空海の考え方
第2章 やることなすこと天才を極めた―これが空海の世界だ!
第3章 多彩な能力はこうして開発された―空海の激烈!修行人生絵巻
第4章 ここに真の姿がある!?―伝説が語る空海
第5章 お大師様は実際こんな人でした―エピソードでわかる空海
著者等紹介
齋藤孝[サイトウタカシ]
1960年静岡県に生まれる。東京大学法学部卒業。同大学院教育学研究科博士課程を経て、明治大学文学部教授。専攻は教育学・身体論・コミュニケーション論。「斎藤メソッド」という私塾で独自の教育法を実践(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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yutaro sata
19
空海さんがどういう人でどういう活動をしてきたかってのを分かりやすく説明してくれている。2022/07/17
壱萬弐仟縁
17
ゴシ太本。貧賤の子弟、津(しん)を問う所なく、遠坊の好事、往還するに疲れ多し。今、この一院を建てて、普(あま)く、童蒙を済(すく)わんこと、また善からずや(「性霊集補闕抄」14頁)。綜芸種智院は貧富無関係に入学可、儒教・道教を含めた総合教育、授業料なしの完全給付制(29頁)。総合的に人間を開発する密教(41頁~)。身をもって修めなければ、文章を読むだけでは最終的にはわからない(62頁)。専門バカにならず広い視野を持つ(69頁)。彼が最初に学んだ虚空蔵求聞持法は、音読で脳の潜在応力を引き出す方法(78頁)。2014/12/27
ろし
13
弘法大師、空海について、簡単に分かりやすく解説。ちょっと物足りない感は有りますが、全体像を掴むには、よい一冊です。イラストも豊富で読みやすい。2016/04/09
印象派の碁盤
6
上野で空海と仏教美術展が開かれているため、予習をしようと思って手に取りました。そもそもが難解なので、あまり難しいのはヤだな、と思っていたのですが、この本はすごくとっつきやすかった。流石、齋藤さん!でした。教科書でちょっと習って、名前がきれいだな、くらいしか印象のなかった空海でしたが、仏教界のなかでこんなにも重要な役割を果たしていたとは全く知りませんでした。そして書、建築とマルチプレーヤーだったんですね。齋藤さんの紹介されている著書で、もっともっと空海について深めたいと思いました。2011/07/27
じゅんりん
4
空海のことを知るための初歩の初歩ぐらいの本だけど、すごく分かりやすくて面白かった。うちは真言宗だけど信心深くないので、まったくといっていいほど知らなかった空海に非常に興味を持った。また別の空海に関する本を読んでみたいと思わせる良書だと思う。2011/10/02