メルカトル

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  • サイズ B6判/ページ数 189p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784479650096
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

地図収集館で働く青年リュスの周囲で次々と起こる不可思議な出来事―。長野まゆみの新しい魅力が煌めく、極上のロマンティック・ストーリー。

著者等紹介

長野まゆみ[ナガノマユミ]
東京生まれ。1988年『少年アリス』で第25回文藝賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

優希

99
面白かったです。タイトルの通り、地図がキーワードになる作品。物語の中にも様々なところで地図が出てきます。地図収集館で働くことになったリュスに起こる様々な不思議な出来事に引き込まれました。全てが流れていき、最後につながっていく風景が美しかったです。孤児院で育ったが故に健気で淡白だという印象のリュスが涙を流すところが印象的でした。物語に出てきた甘くないプディングが気になります。2017/03/03

コットン

61
見返しがテカってるブルーの紙質、装画も作者自身というこだわりが良い。青年リュスの回りに色んな女性が現れ、どうなるんだと思っていたら最後に伏線?を回収する面白さ。2020/06/07

あおでん@やさどく管理人

26
読友さんの紹介より。長野さんの作品は初めて。地図収集館で働き始めたリュスに、不思議な出来事が起こる。文章は何とも言えない独特の雰囲気があり、これが”長野ワールド”ということだろうか。読了後は最初からもう一度パラパラと。場面を追いかけていくと「確かに…」と思った。2016/04/28

みか

19
これぞ長野まゆみの真骨頂。装丁も素敵。様々な登場人物がくるくると入れ替わり立ち替わり現れては去っていく。アニメでも映画でもなくまさに幻灯の如く。どこまでが本当でどこからが嘘なのか。一人一人が輪郭ははっきりしていて、皆が皆魅力的。物語自体は淡々としたものですが、だからこそゆったり浸れる独特の世界。メルカトル、地図、リュス。楽しかった。2014/03/25

メイ&まー

18
きららかな入れ子の小箱みたいなお話。最後の一文を読み終えるとふっと笑みがこぼれるような。リュスの清貧ぶりも好ましかった。扉を開くとブルーが広がる装丁も大変すてき。2014/07/31

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