９９％は遺伝子でわかる！―人生はどこまでプログラム済みか

スペクター，ティム【著】〈Ｓｐｅｃｔｏｒ，Ｔｉｍ〉/住友 進【訳】

大和書房（2007/09発売）

• サイズ B6判／ページ数 237p／高さ 19cm
• 商品コード 9784479570158
• NDC分類 467.2
• Cコード C0040

内容説明

たった１％の遺伝子からあなたの運命は９９％解明できる。１万組の双子研究から解き明かされた遺伝と環境のナゾ。

目次

プロローグ　運命を決める遺伝子カード―人生はすべてプログラム済みなのか？
１　人間の本能と遺伝子のつながり―なぜ、人間は２タイプに分かれるのか？
２　見栄と嫉妬を生み出す遺伝子の仕組み―セックスの経験人数男の自称÷３女の自称×３
３　性欲を操作するエッチな遺伝子のナゾ―男のマストは、「見た目」か「中身」か？
４　病気を引き起こすのは遺伝か，環境か―病はホントに気の持ちよう？
５　知っておきたい老化と遺伝子のかかわり―「アレ？」と思ったときには、もう手遅れ？
６　親の期待を裏切る不本意な遺伝子―なぜ、イヤなところほどよくにてしまうのか？
７　子どもの不可解な行動と遺伝子の関係―トンビから鷹が生まれることもある！？

著者等紹介

スペクター，ティム［スペクター，ティム］［Ｓｐｅｃｔｏｒ，Ｔｉｍ］
セント・トーマス病院のリューマチ専門医、キングス・カレッジの教授。またイギリス最大の「双生児研究室」（１９９３年創設）も運営している。セント・トーマス病院英国双生児記録簿はこの種の記録では世界最大のもので、イギリス全土の約１万組の双生児の詳しい情報が記録されている。この双生児や多くの人がかかりやすい関節炎や骨粗鬆症への関心から、かつては加齢や環境が原因にされていた多くの病気や人間の特徴と遺伝子の関係を研究するようになった。現在、骨粗鬆症や変形性関節炎の新しい治療にも挑んでいる。マスコミでも非常に有名で、数多くの番組にレギュラー出演し、新聞にも多数寄稿している

住友進［スミトモススム］
翻訳家。早稲田大学文学部卒（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[チャーリブ]

各章に「幸福感は80%遺伝する！？」というようなキャッチーなタイトルが並びます。遺伝に関する雑学書といったところ。遺伝が私たちの人生に大きな影響を与えているというのは、現代人のある種の呪いのようなものになってしまいましたが、「浮気遺伝子」とか、「人を騙す遺伝子」とか、そういう言葉を見るとゲンナリしてしまいます。そのうち犯罪を犯した者に対して「悪いのは彼／彼女ではなく、その遺伝子です！」という弁護論が出て来るかもしれませんね…。

2023/09/01

[kaizen@名古屋de朝活読書会]

#説明歌　p232「まだ解明されていない遺伝子が99%もあり」題は間違い

2017/08/06

[ruruti]

面白かった。科学のお堅い話ではなく、日本人の話でもないので、トリビア的に「ふんふん」と読了。今後、都合の悪いところが出てきたら、見も知らずのご先祖様のせいにしてしまおう^_^;

2013/06/18

[静]

わかりやすくしようとするあまり、重要なことがはしょられている印象。「遺伝子を無視してしまうのは、自分の手札を見ないでポーカーをするようなものだ」(本書233ページ)という言葉には共感するが、データを元にした結論の導き方が微妙なので(近視は賢いことの証拠とか)、話半分に聞く程度でいいと思う

2011/05/08

[はやひで]

良くも悪しくもかえるの子はかえる。生まれつき備わってるものは捨てられない。受け入れつつ体験を積む部分で肉付けしても変えられないもの。今の自分は反面教師になっていたはずの父に似てきている。

2023/07/28