だいわ文庫<br> この一句―108人の俳人たち

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だいわ文庫
この一句―108人の俳人たち

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  • サイズ 文庫判/ページ数 261p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784479306283
  • NDC分類 911.36
  • Cコード C0195

出版社内容情報

松尾芭蕉から現代俳人まで、日本を代表する総勢108名の俳句を編年体に並べて俳句の流れを総覧できる1冊

内容説明

「俳句に興味を持って五十年余り、自分でつくり始めて四十数年、今も俳句に遊ぶ私が、好きで選んだ百八人の句である」。芭蕉が江戸時代に蕉門俳句を作ってから現代にいたるまで、百八人の俳人の句を編年体で紹介。社会の変動が俳句に落とす影も読み解く画期的俳句入門書。俳句はこんなにおもしろい!

目次

第1章 江戸期の近世俳人たち―芭蕉が開いた道(松尾芭蕉;井原西鶴 ほか)
第2章 明治・大正の俳句―子規に始まる(正岡子規;夏目漱石 ほか)
第3章 大正から昭和へ―「ホトトギス」「馬酔木」を中心に(山口青邨;水原秋桜子 ほか)
第4章 戦中・戦後―抑圧の日々から表現の自由へ(西東三鬼;渡辺白泉 ほか)
第5章 現代の俳句―前衛俳句から伝統俳句まで百花繚乱(金子兜太;佐藤鬼房 ほか)

著者等紹介

下重暁子[シモジュウアキコ]
1959年早稲田大学教育学部国語国文科卒業。同年NHKに入局。アナウンサーとして活躍後フリーとなり民放キャスターを経た後、文筆活動に入る。ジャンルはエッセイ、評論、ノンフィクション、小説と多岐にわたる。公益財団法人JKA(旧:日本自転車振興会)会長等を歴任。日本ペンクラブ副会長、日本旅行作家協会会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

文章で飯を食う

12
たくさん本を買うが、読みやすい物から読んでしまう。 俳句集は良いなと思う量が少な過ぎて損をした気分になる。でも、一句、名句に当たると丸儲けの気分になる。本書は選集なので、名句率が高く得した気分。自分の好みがどこらへんに有るのか、わかるのも良い。気に入った人の句集を、いつか、読みたいものだ。 六月を奇麗な風の吹くことよ 子規2017/07/28

緋莢

10
松尾芭蕉「閑かさや岩にしみ入る蝉の声」、与謝蕪村「菜の花や月は東に日は西に」、正岡子規「糸瓜咲て痰のつまりし仏かな」、種田山頭火「分け入つても分け入つても青い山」、金子兜太「曼殊沙華どれも腹出し秩父の子」・・・松尾芭蕉をはじめとした近世俳人から明治・大正・昭和、戦後、そして現代の、作者好みの108人の俳人の句を紹介した本。2017/06/10

qwer0987

5
タイトルからして俳人の代表句を、その俳人の生涯も含めて解説するものと思っていたが、どちらかと言うと、俳句と絡めたエッセイや思い出話を収録した印象が強い。ある俳人などは、句の解説やその俳人の生涯の解説もなされず、自身の思い出話に終始している部分もある。そういう点やや肩透かし。だが代表句を一通り読めること自体はありがたいことだ。 「冬蜂の死にどころなく歩きけり」村上鬼城、 「雪はげし抱かれて息のつまりしこと」橋本多佳子、 「みんな夢雪割草が咲いたのね」三橋鷹女、あたりが好きだ。 2017/07/27

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