内容説明
いまや「普通の経営」では突破できない時代になった―。大企業で次々に常識を覆す人事がなされ、従来では考えられないような傍流出身の“異端”的経営者が次々と誕生している。ビジネスの世界で上に行くには、どうすればいいのか?仕事の現場で、思考し、格闘し、壁を打ち破る法。
目次
序章 マージナル・マンの時代
第1章 巨大な獲物を取りに行け―異端社長の流儀(三菱重工業・宮永俊一―一度は会社を辞めた「出戻り」営業マン。その奇妙な経歴と仕事の流儀;リコー・三浦善司―「コストカッター」の異名を持つ初の経理畑出身の社長の剛腕;丸紅・國分文也―どん尻での課長昇進からトップに上りつめた男の「稼ぐ力」;東芝・田中久雄―地味すぎる部署から来た異端児が抱く「コスト一兆円削減」の覚悟)
第2章 常識を破り、タブーに切り込め―異端社長の光と影(キヤノン・御手洗冨士夫―八期連続最高益を更新した名経営者。晩節を汚す「再登板」;武田薬品工業・長谷川閑史―しがらみを持たないクールなマージナル・マン。「二兆円を無駄遣いした男」で終わるのか?;資生堂・前田新造―二度左遷されたのちなぜか社長に。沈むブランドをどう立て直すか?)
第3章 他人に合わせて、自分を殺すな―異端社長の勤務評定(富士重工業・吉永泰之―株価は史上最高、米国市場で快進撃。人と違うことばかりする異端児の行動力;ソニー・平井一夫―テレビ事業が垂れ流す赤字地獄を超国際派の新社長が切り開く;日本航空・植木義晴―パイロット一筋から経営者に。「稲盛イズム」で闘い続ける)
第4章 守りから脱して、攻めに転じろ―「両利きのリーダー」5つの力(突破力―情況を切り開くパワー;現場力―現場に立脚した価値観;共感を得る力―周囲から信頼される魅力;信念―揺るがない自信;強運―運を呼び込む力)
著者等紹介
有森隆[アリモリタカシ]
経済ジャーナリスト。早稲田大学文学部卒業。三〇年間全国紙で経済記者を務めた。経済・産業界での豊富な人脈を生かし、経済事件などをテーマに精力的な取材・執筆活動を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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